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森保監督、FW大迫の「主将」任命理由明かす「毎回、スプリントして入って行くんです」

[ 2021年6月6日 12:35 ]

男子サッカー日本代表の森保監督
Photo By スポニチ

 日本代表の森保一監督(52)が6日、オンライン取材に応じ、今回、FW大迫勇也(31)を「主将」に任命した理由を明かした。これまで主将を務めて来たDF吉田麻也がU―24代表に合流しているための抜てきだが、そこには日頃から大迫が見せている“半端ない”フォア・ザ・チームの姿勢があった。

 「今季、ブレーメンでは途中出場が多かったですが、毎回、スプリントして入って行くんです。前線の選手ですし、普通なら“この時間からどうかな”という雰囲気が出たりすると思うんですど…。毎回スプリントして、どういう状況でもチームのために戦う、限られた時間でも100%発揮する、チームのために自己犠牲の精神を持って出来る、そういう普段の姿勢も見ていたので」と話した。

 決して先頭に立ち、声をかけながらグイグイ引っ張っていくタイプではない。それでも森保監督は「普段からチームのことを気に懸けてくれているのは感じていた。試合で劣勢になった時、チームを熱く鼓舞し、プレーで引っ張ってくれる。今回、良かったのは、主将だからと言って変に力を入れず、サコ(大迫)らしくサポートしてくれたこと。本当にありがたいです」とも話した。

 現在、大迫は左足内転筋に違和感を抱え、7日のW杯2次予選タジキスタン戦は出場を見送る見通しだが「サコのスプリントは本当に凄い。そのシーンをミーティングの中でもサブの選手などに話しています」と森保監督。“主将”が背中で見せる半端ない姿勢は間違いなくA代表の力になっている。

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2021年6月6日のニュース