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清水DFエウシーニョ 13日藤枝戦で実戦復帰「できる!!」 昨年12月以来の出場へ股関節問題なし

[ 2020年6月5日 05:30 ]

13日のJ3藤枝との練習試合で実戦復帰を目指す清水DFエウシーニョ
Photo By スポニチ

 清水のブラジル人DFエウシーニョ(30)が、13日に予定しているJ3藤枝との練習試合(アイスタ)での実戦復帰に意欲を見せた。今季は股間節痛の治療により、仲間よりも約3カ月遅れて全体練習に合流。出場すれば20年初実戦となる。新型コロナウイルスの影響による活動休止明け最初の対外試合で健在ぶりをアピールする。

 エウシーニョはこの日、チームの全体練習に参加。報道陣に公開された冒頭30分は筋力トレーニングやボール回しなどで汗を流した。終了後にオンライン取材に応じ「今は練習も試合もできる状態」と強調。「13日(J3藤枝戦)は出たい」。昨年12月の天皇杯準決勝・神戸戦以来となる実戦を見据えた。

 川崎Fから加入した昨季はリーグ27試合に出場し4得点。終盤は股間節の痛みを抱えながら主力としてJ1残留に貢献した。今季はケガの完治を優先し、1月15日の全体始動後もチームに加わらず母国で治療を継続。2月中旬に来日後はリハビリに励み、4月9日に練習に完全合流した。

 同15日からはコロナ禍の影響で活動が休止となったが「自宅で筋力トレーニングをしたり、マスクを着けてランニングしたりした」とコンディション維持に尽力。トレーニング以外では同じく新型コロナウイルスの影響に苦しむ母国に生活物資を送るなど支援活動にも力を入れた。

 「地元にはコロナの影響で仕事ができず、収入がなくて食べ物を買えない方もいた。そういう方々の力になれないかと思った」。世界中が困難な状況に立ち向かう中、自身や祖国のために可能な範囲で活動を続けた。

 J1の再開が来月4日に決まり、チームも今月1日から再び全体練習を開始。J3藤枝戦を含め3試合の練習試合を行うなどして準備を進める。「ここから一日一日の練習を大事にして、再開したらスタートダッシュできるようにしていきたい」と力を込めた。

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2020年6月5日のニュース