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骨肉腫克服した塚本泰史氏 背番号2引き継いだ菊地の契約満了にショック「ごめんなんて言うなよ」

[ 2019年12月17日 20:45 ]

塚本泰史氏
Photo By スポニチ

 選手時代の2010年3月に右大腿骨骨肉腫で手術を受け、J2大宮のクラブ初アンバサダーに就任した塚本泰史氏(34)が17日、自身のツイッターを9月12日以来96日ぶりに更新。同日、大宮から来季の契約を更新しないと発表されたDF菊地光将(34)への思いをつづった。

 菊地と塚本氏は浦和東高、駒沢大を通じた同期で、塚本氏が病気のため選手登録を外れてアンバサダーに就任した2012年に菊地が川崎Fから大宮に移籍、塚本の付けていた背番号2を菊地が引き継いだ間柄。塚本のサッカーへの強い思いも受け継いだ菊地は昨季まで6年間チームのキャプテンも務めた。

 それだけに塚本氏も菊地の契約満了は無念だったようで「『たいし、ごめん』電話の第一声がこの言葉でした」と菊地から受けた電話の内容を報告。その上で「ごめんなんて言うなよ。お前の戦う背中に何度勇気をもらったか。いつも背番号2番を追いかけてた。もう見れなくなるのは寂しいけど大宮アルディージャに来てくれてありがとう。2番を背負って戦ってくれて本当にありがとう」と思いをつづった。

 2008年に当時J1だった大宮に加入した塚本氏は24歳だった2010年1月に病気が発覚し、3月に手術。2011年は契約が更新されたが、2012年には選手としての契約を終えてアンバサダーに就任した。選手復帰を目指してリハビリを続け、2012年2月には東京マラソンのフルマラソンを完走している。

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2019年12月17日のニュース