サッカー界でも“爆買い”止まらず…ジェルビーニョ中国クラブ入り間近

[ 2016年1月21日 09:01 ]

14年W杯ブラジル大会1次リーグで、日本から決勝ゴールを奪ったローマのコートジボワール代表FWジェルビーニョ

 新たな大物選手が中国クラブの助っ人として、Jクラブの前に立ちはだかることになりそうだ。中国1部の江蘇蘇寧に加入間近と伝えられているのが、ローマのFWジェルビーニョ(28)。国際Aマッチ71試合で20ゴールをマークしている現役のコートジボワール代表だ。14年W杯ブラジル大会1次リーグで、日本から決勝ゴールを奪った快足ウインガーを覚えているファンも多いはず。

 16日付のイタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルト紙によると、江蘇蘇寧が移籍金1000万ユーロ(約12億8000万円)でオファーを提示しており、クラブ間交渉は数日中にまとまる見通し。13年からローマで活躍してきたが、恩師のガルシア監督が13日に解任され、スパレッティ新監督の下では構想外となっており、年俸800万ユーロ(約10億2400万円)で中国移籍を決断する可能性は高いという。

 最近は中国の景気減速が伝えられているが、中国サッカー界の“爆買い”は止まらない。江蘇蘇寧はジェルビーニョのほか、インテル・ミラノのコロンビア代表MFフレディ・グアリン(29)の獲得にも動いていると伝えられている。移籍金は1500万ユーロ(約19億2000万円)、年俸750万ユーロ(約9億6000万円)とされ、Jリーグでは考えられない金額だ。

 かつて浦和でプレーした元U―23日本代表FWエスクデロが昨年からプレーする江蘇蘇寧は、昨年リーグ9位ながら中国杯を制してアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得。組み合わせ抽選で1次リーグG組に入っており、FC東京が2月9日のACLプレーオフを突破すれば同組となる。

 ブラジル代表MFパウリーニョ(27)を擁して昨季ACLを制した広州恒大は、1次リーグで浦和と同組。昨季中国1部2位の上海上港には年俸1200万ポンド(約20億円)といわれるガーナ代表FWアサモア・ギャン(30)が所属しており、プレーオフを突破すればG大阪と同組となる。

 広州恒大の年間予算は約500億円とされており、Jリーグで1位の浦和(約58億円)の約9倍。昨季は広州恒大に柏、G大阪が敗れた。今季ACLに出場する広島、G大阪、浦和などJリーグ勢は、桁違いの予算格差を乗り越え、スター選手を擁する中国クラブを倒すことができるのか。昨年のクラブW杯3位決定戦で広州恒大を撃破した広島のような快進撃を期待したい。(大久保 尚文)

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「南野拓実」特集記事

2016年1月21日のニュース