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ジョージの誇り!「ジャパンフィールド」誕生へ

[ 2010年6月30日 06:00 ]

デンマーク戦の翌日、ジョージ市の住民と交流する日本代表

 【W杯南アフリカ大会・日本】思い出の南アフリカに岡田ジャパンの名が刻まれる。日本代表の合宿地となった南アフリカのジョージ市が、岡田ジャパンが交流会で訪れた「ラワイカンプ・スポーツ・グラウンド」を「ジャパンフィールド」に改名することを検討していることが29日、分かった。

 同市の広報担当責任者であるキャシー・ディップナル氏(56)が「日本代表があの場所を訪れたことは、地域の人に大きな印象と喜びを与えた。最高の思い出を形に変えるためにも、将来的に“ジャパンフィールド”といったような名前に変えることを検討している」と明かした。
 ジョージ市内の旧黒人居住区にあるこのグラウンドには、デンマーク戦翌日の25日に日本代表が地域との交流会で訪れた。イベントには約1000人の地元住民が駆けつけ、「ホンダコール」がわき起こるなど大盛況となった。ジョージに19日間滞在し、1次リーグを突破した岡田ジャパンは地元住民にとっては誇りでもある。日本代表チームからプレゼントされた日の丸なども、練習で使用したアウテニク競技場など市内の施設に飾られる予定。ディップナル氏によれば、同競技場へと続く道を「ジャパンロード」と改名する可能性もあるという。
 29日に行われた決勝トーナメント1回戦・日本―パラグアイ戦(プレトリア)も、同市ではジョージ大学やメディアセンターでパブリックビューイングを実施。数百人の地元住民が岡田ジャパンへ声援を送った。「日本代表が自分たちの街に来てくれたことは一生忘れない」とディップナル氏。岡田ジャパンの奮闘の記録は、南アフリカの高級リゾート地・ジョージで「ジャパンフィールド」とともに残り続ける。

 ◆ジョージ市 南アフリカ共和国西ケープ州にある都市で人口は約14万人。観光の拠点地でゴルフ場が多数。05年には女子ゴルフの第1回W杯が開かれ、宮里藍と北田瑠衣の日本代表が優勝した

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2010年6月30日のニュース