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各国メディア“アジア代表”日本の健闘を称賛

[ 2010年6月30日 18:19 ]

 サッカーのワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦で惜敗した日本の戦いぶりについて、アジア各国のメディアは30日、「アジア代表」としての日本の健闘を称賛した。

 中国では、30日付各紙が「(日本の健闘は)容易なことではない」(北京青年報)「日本チームの戦いぶりは尊敬に値する」(京華時報)と善戦をたたえた。
 タイでは、テレビ解説者らが「アジアサッカーの新時代」と高く評価。インドでは「アジアの夢がついえた」(民放テレビ)と、日本がベスト8に進出できなかったことを悔しがった。
 サッカーの熱狂的ファンが多い東南アジアのベトナムでは、各紙が「アジア代表」としての日本の敗退に焦点を当てて報道。トイチェ紙は1面で「日本が嘆き、アジアが嘆いた」との見出しを掲げ、日本と韓国が「最も人口の多い大陸の新たな影響力を考える時が来たということを世界のサッカー界に思い知らせた」と論じた。
 シンガポールのストレーツ・タイムズ紙は、ひざをつく日本代表の写真を掲載し「心痛が消えたとき、欧州、アフリカ勢を下したという戦績を誇りに思うだろう」と指摘。インドネシア各紙も「負けたものの、胸を張って帰国できる戦いぶりだった」と報じた。
 オーストラリアでは、29日付のエイジ紙が「日本チームは新しいファンを得た。オーストラリアを含めアジアにとって祝うべきことだ」と報道した。
 同様に決勝トーナメント1回戦で敗退した韓国では29日の試合を「120分間の血戦」(聯合ニュース)と報道。KBSテレビは、何度も相手ゴールを狙った攻撃力を評価した。(共同)

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2010年6月30日のニュース