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熱戦から一夜明け…岡田監督「無念というか寂しい」

[ 2010年6月30日 20:30 ]

サッカーW杯から帰国のため、宿舎を出る日本代表の岡田監督

 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で8強入りを逃した日本代表の岡田武史監督は決勝トーナメント1回戦のパラグアイ戦から一夜明けた30日、プレトリアのチーム宿舎前で帰国前に報道陣の取材に応じ「もう1試合させてやりたかった。無念というか寂しい」と語った。

 岡田監督はやや疲れた表情で、代表監督続投について「ないでしょう」とあらためて今大会限りで退任する考えを示した。「サッカーのことは当分考えたくない。代表監督は割に合わない仕事」と言い切った。
 4年後に向けての課題を問われると「それは技術委員長に聞いてほしい。そこまで、日本のサッカーを背負い切れない」と話し、今やりたいことを聞かれると「家に帰りたい」と笑った。
 ホテルの従業員の合唱で見送られ、バスに乗り込む選手たちには大会を去る寂しさがにじみ出ていた。一体感が売りの代表だっただけに、闘莉王(名古屋)は「もう1試合戦いたかった。また、このような代表ができるか分からない。だからこそ、すごく悲しい」と語った。
 闘莉王は病気の父親を見舞うためブラジルに帰郷し、チームと一緒には帰国しない。
(共同)

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2010年6月30日のニュース