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今度は名将扱いか…“手のひら返し”皮肉る声も

[ 2010年6月30日 17:55 ]

 「ここまで来るとは思ってなかった、ごめん!」。W杯南アフリカ大会で日本がパラグアイに惜敗した30日、直前の強化試合で4連敗した際には「更迭論」もあった岡田武史監督(53)を「名将」と持ち上げ、健闘をねぎらう書き込みがインターネットに相次いだ。

 “つぶやき”を投稿するサイト「ツイッター」には「岡田JAPANほんと頑張った」「感動をありがとう。胸を張って帰国して」とのエールがあふれた。「重責を担い続けた胸の内の辛苦はいかほどだったか」と監督を気遣う声のほか、「今度は名将扱い。いつものことだけど」と急上昇した評価を皮肉る意見も。

 元日本代表の名ストライカー釜本邦茂さん(66)も1次リーグ敗退を予想した一人。決勝トーナメント進出が決まった後、ブログに「大会に入ってから大きく成長した。見くびっていました。本当に『すいません』」と書いていた。釜本さんは躍進の要因について取材に「美しいサッカーをするという理想を捨てて守備を堅くしたこと」と指摘。「大会前に勝てず、苦渋の選択を迫られた岡田監督の大英断だ。大きなプレッシャーを感じ、大変だったろう」とたたえた。

 大会前は厳しい意見が寄せられていた日本サッカー協会にも30日、「監督も選手もお疲れさま」との電話が数十件あったという。

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2010年6月30日のニュース