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悔しさ押し殺す岡田監督「わたしの執着心と執念が足りなかった」

[ 2010年6月30日 08:42 ]

 【W杯決勝トーナメント1回戦 日本0―0(PK3―5)パラグアイ】8強入りを逃した岡田監督は悔しさを押し殺すように話した。

 ―もっと攻めればという後悔は。
 「試合内容に対する悔いは残っていない。選手たちは日本人としての誇りを持って、アジア代表としての誇りを持って最後まで戦ってくれた。そういう選手たちを勝たせてやれなかったのは、わたしの責任。わたしの執着心、執念が足りなかったと感じている」

 ―点を取れなかった。
 「サッカーにおいて、点が取れなかった原因を一つに絞るのは難しい。もともと、それほど得点力のあるチームではない。わたしの執着心と執念が足りなかったからだと思う」

 ―世界を驚かせたか。
 「われわれは驚かすためにやって来たのではなくて、勝って驚かせようと言っていたと思う。その意味で勝てなかった。目標に達しなかったということで満足はしていない」

 ―PKでパラグアイの最後のキッカーが決めた瞬間は。
 「正直、これでわれわれのW杯が終わったと、本当に寂しい気持ちでいっぱいだった」

 ―監督続投の意思は。
 「今後については、とても考えられる状況ではないが、おそらくもうやることはないと思う」

 ―日本のチームプレーは世界に通じたか。
 「サッカーはレクリエーションではなく、勝ち負けのあるスポーツ。通用したかどうかは、やはり結果で答えないといけない。そういう意味でまだ足りなかったという感じが残っている」(共同)

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2010年6月30日のニュース