【オークス】チェルヴィニア上昇!巻き返しへ木村師「計画通り」

[ 2024年5月16日 05:28 ]

3頭併せで追い切るチェルヴィニア(中央)(撮影・村上大輔)
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 美浦Wコースではチェルヴィニアが3頭併せで手応え良し。休み明けを叩いて上昇ムードだ。

 桜の雪辱は樫の舞台で果たす。チェルヴィニアはWコースで3頭併せ。先行するガルサブランカ(3歳1勝クラス)を目標に2番手追走。直線で最内ヒップホップソウル(4歳オープン)との間に入り、3頭でびっしり馬体を併せた。力強い脚さばきで6F84秒4~1F11秒6。楽々と馬なりで併入した。木村師は「実戦を想定したプランを立てて計画通りに調教を行えた」と納得の表情を見せた。

 1週前追いはラストで強めに追われて6F81秒1~1F11秒1。休み明けの前走桜花賞は13着ながら、中間の状態は上昇一途だ。「1週前の追い切り後は、私もスタッフも日ごとに馬のプラスの変化を感じている。今週もアグレッシブにポジティブな気持ちで調教に取り組めると思っていた」と師。最終追いにまたがった太田助手も「フィジカル的にも前走前より良い状態で、息遣いもグンと良くなっている。何とか巻き返したい」と上昇度に自信をのぞかせた。

 昨年のアルテミスSで重賞初V。母チェッキーノは16年オークスで2着。東京への舞台替わりは望むところだ。手綱を取るルメールも「凄く良い馬。スタートにもよるがミドルポジションでリラックスできたら最後に良い脚を使えると思う」と自信満々。自身は一昨年のスターズオンアースなどでオークス3勝をマーク。「トップコンディションなら良い結果を出せると思う」。母の背中も知る名手がチェルヴィニアを雪辱Vへとエスコートする。

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