好スタートの「虎に翼」序盤の登場人物が多い?大吉も苦笑→数えてみた“テンポのよさ”要因?同級生ら一気

[ 2024年4月13日 09:00 ]

連続テレビ小説「虎に翼」のメーンビジュアル(C)NHK
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 女優の伊藤沙莉(29)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は第2週を終え、上々の滑り出しとなった。一方、今月12日の“朝ドラ受け”で博多華丸・大吉の博多大吉(53)は「一気に色んなことが起こって、一気に色んな人が出てくるから、僕、もう顔と名前が覚えられない」。序盤の登場人物は多いのか。実際に数え、大吉の“嘆き”の理由を探った。

 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

 同じ東京制作の23年度前期「らんまん」と比べ、第2週(第10話)までの役名のある登場人物を数えてみた。

 【虎に翼】

 <第1話>(1)猪爪寅子(伊藤沙莉)(2)猪爪はる(石田ゆり子)(3)猪爪直言(岡部たかし)(4)佐田優三(仲野太賀)(5)米谷花江(森田望智)(6)猪爪直道(上川周作)(7)横山太一郎(藤森慎吾)(8)猪爪直明(三山凌輝、幼少期:永瀬矢紘)(9)桂場等一郎(松山ケンイチ)

 <第2話>(10)稲(田中真弓)(11)高井(小須田康人)(12)米谷信子(赤間麻里子)(13)米谷真一(横堀悦夫)(14)三河屋(きづき)(15)伊藤一二三(志賀圭二郎)(16)山根初代(水木薫)(17)穂高重親(小林薫)

 <第6話>(18)山田よね(土居志央梨)(19)桜川涼子(桜井ユキ)(20)大庭梅子(平岩紙)(21)崔香淑(ハ・ヨンス)(22)竹中次郎(高橋努)(23)久保田聡子(小林涼子)(24)中山千春(安藤輪子)(25)小橋浩之(名村辰)(26)玉(羽瀬川なぎ)(27)明律大学学長(久保酎吉)(28)総務部長(津村知与支)(29)おじいさん講師(五頭岳夫)(30)笠松まつ(うらじぬの)

 <第7話>(31)笹山(田中要次)(32)崔潤哲(写真:ユン・ソンモ)

 <第8話>(33)田中裁判長(栗原英雄)(34)東田川の弁護士(長谷川忍)(35)峰子側の弁護士(じろう)(36)東田甚太(遠藤雄弥)(37)峰子(安川まり)

 <第9話>(38)大庭徹男(飯田基祐)(39)大庭徹太(見津賢)(40)桜川寿子(筒井真理子)

 【らんまん】

 <第1話>(1)槙野万太郎(神木隆之介、幼少期:森優理斗、第2週:小林優仁)(2)槙野綾(佐久間由衣、幼少期:太田結乃、第2週:高橋真彩)(3)竹雄(志尊淳、幼少期:井上涼太、第2週:南出凌嘉)(4)豊治(菅原大吉)(5)市蔵(小松利昌)(6)ふじ(石村みか)(7)堀田鉄寛(綱島郷太郎)(8)寅松(嶋尾康史)(9)紀平(清水伸)(10)伸治(坂口涼太郎)(11)たま(中村里帆)(12)キヨ(倉嶋かれん)(13)ミツ(栗田桃花)(14)堀田寛太(新名基浩、幼少期:横井仁)(15)槙野ヒサ(広末涼子)(16)槙野タキ(松坂慶子)

 <第2話>(17)天狗(坂本龍馬)(ディーン・フジオカ)

 <第3話>(18)塚田昭徳(榎木孝明)

 <第4話>(19)幸吉(笠松将、幼少期:番家一路)

 <第6話>(20)定吉(赤木悠真)(21)古沢(中村シユン)(22)広瀬佑一郎(中村蒼、幼少期:岩田琉生)(23)堀田寛太(新名基浩、幼少期:齋藤潤)(24)富永三郎(鴇田蒼太郎)(25)松井庄之介(山下徳大)(26)池田蘭光(寺脇康文)

 <第10話>(27)校長(谷川昭一朗)(28)先生(宇井晴雄)

 「虎に翼」第10話(4月12日)のラスト。寅子の同級生・よねは上野のカフェでボーイとして働いていることが判明。同じく同級生・涼子は母と関係がうまくいっていないことが示唆された。

 オンエア直後の同局「あさイチ」(月~金曜前8・15)の“朝ドラ受け”。寅子たちが傍聴した裁判は妻が勝訴したものの、大吉は「まだまだ問題は山積みというか。来週から皆さん(同級生)の過去というかね。ただいいかな。一気に色んなことが起こって、一気に色んな人が出てくるから、僕、もう顔と名前が覚えられない」と苦笑い。「『光る君へ』もあるから。色んなドラマを見ているから、もう何が何だか。相関図とか見ながらね、楽しみたいと思います」と語った。

 主要キャラクターの線引きの問題はあるが、単純に役名のある登場人物は「虎に翼」が40人、「らんまん」が28人。大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)の登場人物は藤原姓が多く、婚姻関係なども複雑。インターネット上には「同じです。大吉さん、ご心配なく」などと共感の声も上がった。

 これは、主人公の幼少期(子役時代)スタートではなく、東京制作おなじみの「故郷(地方)編→東京(上京)編」の展開がない今作の特徴。第2週にして、寅子は明律大学女子部に入学。お笑いコンビ「シソンヌ」らのゲスト出演もあり、同級生ら新キャラクターが一気に登場した。大吉の“悩み”は今作のテンポのよさが影響したとみられる。

 寅子の芯の強さとコミカルさを兼ね備えた伊藤の演技をはじめ、SNS上には好評の声が相次ぐ。同じく同級生の花岡悟役で朝ドラ初出演を果たす「三代目 J SOUL BROTHERS」岩田剛典の登場も遠くないとみられ、期待が高まる。

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