猪狩ともか 車いす利用者の映画館トラブル「通常業務以上の対応を求めたことに批判が…常に感謝を」

[ 2024年3月18日 09:27 ]

猪狩ともか
Photo By スポニチ

 アイドルグループ「仮面女子」の猪狩ともか(32)が、18日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。シネコン「イオンシネマ」を運営するイオンエンターテイメント株式会社が、映画館の従業員が利用者に不適切な対応をしたと謝罪したことについて言及した。

 15日、車いすインフルエンサーの女性が自身のXで、同館の従業員から「入場拒否」を受けたと投稿。女性が利用しようとした映画館には段差があり、スタッフが移動の手伝いをするにも「そこまで時間があるわけではない」として、他の劇場で観賞することを勧められたとしていた。これを受けてイオンエンターテイメントは16日、公式サイトで「不適切な対応により大変不快なお思いをさせてしまいました。弊社の従業員への指導不足によるものと猛省しております」と謝罪文を掲載。これについて、ネット上では賛否両論となった。

 猪狩は「個人的に、今回の映画館の件は“通常業務以上の対応を求めたこと”“社名・店舗名を出したこと”に対し、批判的な意見が寄せられているのかなと思います」と見解を示した。

 「世の中にある様々な企業が、障害者への手助けを業務の範囲を超えて個々の判断でやってくださっています。車椅子ユーザーである私も過去に、見たい舞台の劇場の構造が調べてもわからなかった為、お問い合わせたら『階段があるけど、手伝うので安心して来てください。』と言っていただけて、ご厚意に甘えたことがあります。手助けしてもらって当たり前ではなく、常に感謝の気持ちを持っています。そこに優しさや思いやりが生まれて素敵な世界が広がっていくと信じています」と記した。

 「そしてより一層バリアフリー化が広がり、今後身体の不自由な人が他人の手を借りることなく、自己完結で色々な場所に行けたらそれも素敵な世界なんじゃないかなと思います」とコメントした。

 また「車椅子ユーザーとして手助けをしてもらったら感謝の気持ちを持ちたいと常に発信しているのですが、時々『感謝の気持ちを強要している』とか『普通の体験をしているだけなのに感謝の気持ちが必要なのか?』など色々な意見をいただきます」とした上で「感謝ってそんな理屈で考えるものなのでしょうか?『ありがとう』って言った方も言われた方も気持ち良くなれる無敵な言葉だと思うんです。言える機会があればどんどん言った方がいいと思うんです」と訴えた。

 「ありがとうって漢字で書くと『有難う』ですよね。難が有るときこそありがとうなんです。自分が困難で困っている時、手助けしてもらった時こそ『ありがとう』なんです」と猪狩。「“強制されている”や、“言わなければならないという義務感”なんて全くないんです。そこに理由や理屈なんて必要ありません。ただただ気持ちの良い言葉として発してます。ありがとうって言ったほうがお得なんです 世界中がありがとうで溢れるようになったら素敵ですよね」とつづった。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年3月18日のニュース