橋下徹氏 自民裏金の課税問題に「課税非課税の議論の前に政治資金の使い方のルール、コードを設けるべき」

[ 2024年3月3日 14:56 ]

橋下徹氏
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 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が3日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件について言及した。

 裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会に1日、安倍派(清和政策研究会)「5人組」のうち派閥運営に深く関わった松野博一前官房長官(衆院千葉3区、同1051万円)、高木毅前国対委員長(衆院福井2区、同1019万円)、西村康稔前経済産業相(衆院兵庫9区、不記載額100万円)の事務総長経験者3人と、座長を務めた塩谷立元文部科学相(衆院静岡2区、同234万円)の4人が出席した。2022年に安倍派がいったんやめた資金還流の復活を巡り、会長だった安倍晋三元首相死去後の同8月に派閥幹部で協議したとの説明はあったが、いずれも「知らない」「一切関与していません」と復活主導を否定。最大の論点への明確な証言はなかった。

 番組では、審理会で、松野氏が派閥から受けとったキックバックの現金800万円超について問われ、「事務所において秘書によって管理されていたということです」と答え、質問した立憲民主党の枝野幸男氏が「現金で議員会館に800万円もあったんですか、すごいですね」と驚いている様子を放送。キックバックの使い道などについて議論した。 

 橋下氏は「1番の問題は、政治家が政治活動に使ったと言ったら全部経費になること。領収書の公開ということで、すべてチェックできないのは、自民党と維新は政活動費に関しては領収書を公開しないと言っているし、立憲民主党は旧文通費については領収書を公開しないと言っているから、チェックできないお金がある」と指摘。その上で「そうであれば、必要なのは、使い方のルール、コードを設けるべきで、英国の下院議員ではコードを設けている。例えば、政治にお金がかかると言いますけれども、国会議員同士の飲食、特に同じ党の議員同士の飲食で1人1万円以上の飲食ってあるでしょ。それから政治資金で高級クラブっていうのは自民党も立憲民主党もやめてますか?ワインとかについても3万円以上使っていることはないですか?世の中では、会議費なんているのは5000円以下ですよ、飲食で」と言い、「警護対象者の場合には、それなりに個室が必要なのかも知れませんが、政治家同士の飲み食いでもっと厳しくしないと。こういうところで課税だ非課税だっていう議論の前に、まず与野党含めてそれをしっかりやってもらいたい」と自身の考えを述べた。

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