【紅白】大泉洋 前半トリ飾るも腰が抜けた?「歌手としてはもういい。この緊張に耐えられない」

[ 2023年12月31日 20:51 ]

<第74回紅白歌合戦>熱唱する大泉洋(撮影・藤山 由理)
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 大みそか恒例の「第74回NHK紅白歌合戦(後7・20)が31日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、歌手としては初出場の大泉洋(50)が前半戦を美声で締めくくった。

 堂々のステージにも「歌い終わった後に腰を抜ける経験を初めてした」と振り返り、「歌手としてはもういい。この緊張に耐えられない」と〝引退宣言〟まで飛び出した。

 昨年まで司会を務めた大泉は、番組オープニングでステージ中央に歩き出し、「今年も司会を務めます大泉洋です!」と高らかにボケを披露し、会場を沸かせた。

 前半のトリを任された大泉は、全身黒でシックに決めたオープニングから衣装を替え、全身白で登場。「あの空に立つ塔のように」を歌唱した。安全地帯の玉置浩二(65)がプロデュース、作曲し、大泉自身が作詞した楽曲。同じ北海道出身の大スターと作った壮大なバラードを、情感たっぷりに歌い上げた。俳優としての一面、タレントとして見せる軽妙さとはまた違った、新たな魅力を視聴者に焼き付けた。50歳の節目で、年をまたぐリサイタルツアーが今月からスタート。ステージ感覚も十分な中、迎えた大舞台だった。

 2年連続司会の橋本環奈とは、リハ中にたびたび顔を合わせ、「司会者さん、通ります!」などといじっていたという。しかし、本番を前に自分にも緊張感が高まってきていた。29日の囲み取材では「最悪の最悪は欠席ってあるから。朝、“ダメだ”と思ったら」と笑わせていたが、しっかりステージに立って役割を演じきった。

 愛娘からは歌を心配されていたが、杞憂に終わった。「娘に“パパ、今年歌手として出ます!”って話をしましたら、“うーん、司会のほうが気が楽だ!”と言われました。“司会は決まったことを言えばいいんでしょ”みたいなこと言うから“そんな簡単じゃねぇんだ!”って怒りましたけど、“歌のほうがミスるんじゃないかと非常に緊張感がある”と言われて」。娘とのやりとりを告白し、笑わせていた。

 今回の番組テーマは「ボーダレス-超えてつながる大みそか-」。コロナ禍や世界での戦火、自然災害など不安な時代だからこそ発揮できる、音楽の力を表現する。司会は有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、高瀬耕造アナウンサー。

 ゲスト審査員は、元車いすテニスの国枝慎吾さん、陸上女子やり投げの北口榛花、俳優・堺雅人、寺島しのぶ、吉高由里子、歌人・俵万智さん、お笑いタレントのバカリズム、ウクライナ国立歌劇場バレエ芸術監督・寺田宜弘さんの“今年の顔”8人。

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