安住紳一郎アナ　ビッグモーターと損保ジャパン“完全査定レス”関係に「言い値のまま保険が支払われる…」

TBSの安住紳一郎アナウンサー
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　TBSの安住紳一郎アナウンサー（50）が18日、メインキャスターを務める朝の情報番組「THE　TIME，」（月～金曜前5・20）に出演。ビッグモーターの不正問題について言及した。

　ニュース関心度ランキングの中で、ビッグモーターの保険金不正請求問題を取り上げ、JNNが入手した内部文書から、損保ジャパンが関与せずビッグモーターの言い値で保険金額が決まっていた可能性が浮び上がったと指摘。内部文書の1つは、2019年3月にビッグモーター社内で通知された「4月1日よりSJNK様のご協力により、全29BP工場は完全査定レスとなり大幅に業務効率が上がります」というLINE。SJNKは、損保ジャパン日本興亜で、延べ43人の出向者を出すなど、ビッグモーターと親密な関係だった損保ジャパンの当時の社名だといい、通常の自動車保険で必要な損害の査定を、損保ジャパンの調査員が行わないことを通知する内容だと解説した。

　番組では、関係者の「保険会社としての根幹業務の査定をやらないというのは一線を越えている。なぜそんなことをビッグモーターに導入したのか理解できない」というコメントも紹介した。

　このニュースを伝えた安住アナは、「効率を重視してお互いに信用していると言えば、そうなるかも知れませんが、でも保険会社がここ（査定）を飛ばすということは、いわばビッグモーター側が言った通り、言い値のまま保険が支払われるという仕組みが両社の間で培われていたということが分かってきています」とし、「金融庁はこれがビッグモーター主導の修理が可能になったことを裏付ける不正請求の温床になった可能性があるとみて、これから捜査が入るということです」と話した。