ゴルゴ松本 事務所の健康診断で若手のあいさつが…「誰、みたいな感じ」同じ価値観は「当てはまらない」

[ 2023年5月2日 11:46 ]

ゴルゴ松本
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 お笑いコンビ「TIM」のゴルゴ松本(56)が1日深夜放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月~木曜深夜1・00)に出演。若手芸人の態度で気づいたことを明かす一幕があった。

 この日はお笑いコンビ「ココリコ」の遠藤章造とトークを展開した。遠藤は全員ではないとしながらも若手芸人の冠番組に出演した際に、楽屋にあいさつに来なかったとして「これをないなと思ってる自分がもうおっさんなんかなっていうのもあるけど、これはどうなんや、人として、教えといた方がええんちゃうかなって思う瞬間もあったりするんですけど」との思いを明かした。

 さらに「ゴルゴさん、あります?そんな瞬間」と尋ねると、ゴルゴは「ああ、あったなあ」と断言。「事務所で、健康診断を毎年やるんですよ。その時にいろんなタレントがうちいるので芸人以外にも。でみんな集まってる時に、一応、お笑いの後輩で四千頭身がいたんですよ。出てくる時ね」とし、「やっぱ、あいさつできなかったもんね」とぶっちゃけた。

 「一応、事務所的には大御所のね、古株の先輩がいても」と冗談めかして語ると、遠藤は「“ゴルゴ松本さんが通ります!”みたいな感じでみんな道さっと開けてくれる、このゴルゴさんを前にして」とフォロー。ゴルゴは「昔はね。昔はあったけど、今は“誰、おじさん”みたいな感じ。そうだもんね」と笑いながら話した。

 遠藤は「うん、だからこれを言うべきなのか、言わん方がええのか。今の世の中やったら言わんほうがええのかな、みたいな」と語ると、ゴルゴは「吉本(興業)だとさ、(オール)巨人師匠がさ、そういうの厳しかったって言って。でもああいう、例えばさ、舞台なんかを踏むのにそういうあいさつができないとって吉本のルールがあるじゃない。やっぱそういうことを教える人がいた方がいいよね」との意見を述べた。

 遠藤が「なるほど。ほかの事務所の方よりも吉本の方が劇場もあるんで、“お先に勉強さしてもらいます”とかまあ、先輩後輩っていうのがしっかりと舞台であるから、そういうことがまだ残ってるのかもしれないですよね」と続けると、ゴルゴは「絶対礼に始まり礼に終わるはあった方がいいよ。“おはようございます”“失礼します”“さよなら”は」と断言した。

 遠藤は「なんかそれはあった方がええのかなーとか思ったり」、ゴルゴは「それは日本人だったらできるようにしておいた方がいいんじゃない。大谷さんだってイチローさんに会いにいったらちゃんと帽子取ってあいさつして、それをね、アメリカのメディアは“素晴らしい”って称賛するわけじゃん」と例を挙げた。

 遠藤も「あと松山英樹プロがね、マスターズ勝った時にキャディーさんが最後18番ホール終わった後に一礼した、それが称賛されるわけじゃないですか。でもああいうことも、でもこういうこと言ってる時点でもうおっさんなんでしょうかね」。ゴルゴは「やるやつはやるっていいんだよ。やらないやつはやらないでいいのよ。夢持つやつは持てばいいし、夢持たなくてもいいんだっていうね。とにかくどうにか何かあっても生き抜けよっていうことでいいんじゃないの。全員におんなじ価値観は当てはまらないもんね」と強調した。

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2023年5月2日のニュース