世界卓球のメインキャスター・福澤朗アナ　石川佳純の忘れられない一戦と印象的な言葉

福澤朗
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　2011年から世界卓球のメインキャスターを務める福澤朗（59）は、石川佳純の30歳での引退に「まだできる若さ」としながらも「頭の中で理想とする形があって、そことズレがあったのかな」と推察した。「ここ1年ほど、プレー中に“こめかみを指でトントン”などプレーに納得いかない時のしぐさの頻度が増えていたことは卓球ファンも気になっていた」と述べた。

　忘れられない試合には、ロンドン五輪の団体戦のシンガポールとの準決勝を挙げた。石川の一打で日本卓球界初の五輪メダルを確定させた場面を「日本卓球界の名場面」と興奮気味に話した。この大会で銀メダルを獲得した後の記者会見で当時19歳の石川が若い人向けに「（メダル獲得を受けて）卓球をやる人が増えたらいいな」と発言していたことも印象的だったと振り返った。「引退後も卓球の裾野を広げる活動をされると思うので、その姿も楽しみです」と今後の活躍に期待を寄せた。