侍・栗山監督 ヤクルト1年目の一茂とキャンプ同部屋 消灯時間まで戻らなかった理由とは…

[ 2023年4月11日 10:40 ]

侍ジャパンの栗山監督
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 3月に行われた第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本を09年以来、3大会ぶりの世界一に導いた栗山英樹監督(61)が10日放送の日本テレビ系「しゃべくり007」(月曜後9・00)にゲスト出演。ヤクルト時代に同僚だったタレントの長嶋一茂(57)と、1年目のキャンプで同部屋だった際の思い出を振り返った。

 サプライズゲストとして登場した一茂は、栗山監督にずっと聞きたいことがあったう。

 ヤクルト入団1年目のキャンプで同部屋だった際のこと。「当時はいろいろ規則もあって、消灯とか厳しかった。(キャンプ地の米国)ユマなんてどこにも出かけるところがないので、選手は消灯時間まで部屋にいるしかない。僕は消灯時間までずっと部屋にいた。でも、キャンプの1カ月間、栗山監督は(消灯時間の)10時まで1回も帰ってこなかった」とし、なぜ消灯時間になるまで帰ってこなかったのか、不思議に思っていたという。

 その理由について栗山監督は「今のカズの感じじゃなくて、あの頃のカズがドラフトで入ってきた時は『一茂転んだ』でも一面になる」と世間の注目の的だった。そのため「部屋に僕が一緒にいると(一茂が)すごく疲れると思った。だから僕が親しくできるような小川(淳司)さんとか杉村(繁)さんとかの部屋で野球の話をしながら時間をつぶしていた」と、一茂が1人で休める時間を作るために配慮していたと明かした。

 また、その当時は一茂に対してマスコミは直接取材禁止だったと振り返る栗山監督は「朝散歩に出てくると、メディアはカズに聞けないから僕のところに集まる。広報みたいなもんですね」とマスコミからの一茂に対する質問に答えていたという。

 その扱いに対して上田晋也が「気分悪くなかったですか?」と尋ねると、「全然ですね。長嶋家のためになる、みたいな」と振り返った。この真相に一茂は「改めて申し訳ありませんでした」と気遣いに感謝した。

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2023年4月11日のニュース