堂本光一座長“二刀流”「Endless SHOCK」本編&スピンオフ同日上演挑戦 自ら「ややこしい」

[ 2023年4月11日 04:00 ]

フライングする堂本光一(撮影・藤山 由理)
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 KinKi Kidsの堂本光一(44)が10日、東京・帝国劇場で主演舞台「Endless SHOCK―Eternal―」の初日を迎えた。ライフワークの舞台「Endless SHOCK」のスピンオフ。光一は今回、本編とスピンオフの2作品を同じ劇場で同期間に、同じキャストで上演する試みに挑戦。昼夜公演で本編とスピンオフを演じ分ける日もある。

 さらに、主要キャストの何人かは、約2カ月の公演の前半後半で入れ替わるダブルキャストという複雑さ。光一は会見で「普段の4倍稽古しないといけなかった」と振り返った。ミュージカルでは類を見ない試みに「こんなややこしいこと、誰がやろうと言い出したのか」と発案者自らジョークを飛ばした。

 シリーズを1900回以上上演している光一といえども、容易ではないチャレンジ。前日9日には本編が初日を迎えたが「いろいろありました。セリフをぶっ飛ばした所もありました」と告白。さらに、この日の公開稽古では、着替えるタイミングを間違えるハプニング。もう一度元の衣装に着替え直さなければならなかったという。出番にはなんとか間に合ったが「(佐藤)勝利、ゆっくり歌ってくれ!と思っていた」と明かした。百戦錬磨の男は「ばれなきゃ良いんです」と落ち着いた様子で総括した。

 本編は新型コロナウイルスの流行で中止となって以降、3年ぶりに帝劇で有観客上演。階段落ちと並ぶ見せ場である、客席上のフライングも3年ぶりに行う。「フライングもセットも機構も何もかも、ずっとここでやってきた。この感覚だなと感じた」。光一の“ホームグラウンド”での挑戦が始まった。公演は5月31日まで。 (糸賀 日向子)

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