橋下徹氏 対中国のコロナ水際強化に「全員に検査する理由が分からない。入国者数でキャップをはめれば…」

[ 2023年1月9日 09:48 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が9日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。新型コロナウイルス感染拡大に伴う、中国本土からの入国者に対する臨時的な水際対策の強化が8日始まったことについてコメントした。

 強化された水際対策として、成田空港では直行便で到着した乗客らに対し、出国前72時間以内の陰性証明書の提示が新たに義務化された。精度の高い抗原定量検査かPCR検査による入国時検査も求める。中国が感染・死者数を過少報告している懸念が強まり、国際社会だけではなく中国市民の間でも政府の姿勢に不信感が募っており、警戒する各国は水際対策を強化している。

 倉田大誠アナウンサーが「ゼロコロナ、ゼロコロナと言って、非常に中国だけなにか遅れていたとこ、あったかも知れません。ここが今、開放した段階で若干困ってしまう、対世界が。こういった現象、どうですか?」と聞くと、橋下氏は「日本もゼロコロナを一時、目指そうとしていたんでね。よかったですよ、日本は修正して。だって一時はもう各メディアで全員にPCR検査して陽性者を見つけてって中国と同じようなことをしていたわけですから、日本はやっぱりそういうゼロコロナを目指しちゃいけないですよね」と話した。

 そして、「ただこれどうなんだろう、一部で中国のウイルスは猛毒性があるからっていう噂が広がっているところがあり、そこは根拠がないと思うんですよ」とし、「だから中国で感染者数が増えているから、ある程度、数を抑制するっていうんだったら、僕は検査をやるんじゃなくて数で抑制すればいいのに、なんでここで検査をやってるかっていうのがちょっと腑に落ちないところがある」と指摘。「まあゲノム解析してウイルスをみるっていうところは分かるんですけれども、全員にこのように検査するっていう理由が分からないです。量で抑制するんだったら入国者数でキャップをはめればいいので」と自身の考えを述べた。

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2023年1月9日のニュース