藤井王将VS羽生九段 王将戦第1局、対局再開 封じ手は「5八同成銀」

[ 2023年1月9日 09:12 ]

第72期ALSOK杯王将戦7番勝負第1局第2日 ( 2023年1月9日    静岡県掛川市 掛川城二の丸茶室 )

<第72期王将戦 第1局第2日>封じ手が開封され、指す羽生九段。右は藤井王将(撮影・河野 光希)
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 藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=に羽生善治九段(52)が挑戦する第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第1局が9日午前9時、前日から行われている静岡県掛川市の「掛川城二の丸茶室」で再開された。

 午前8時46分、挑戦者の羽生が対局室に入室。3分後に藤井が姿を見せ、対局1日目の指し手を再現した。羽生が1日目に封じた44手目を、立会人の久保利明九段(47)が開封。封じ手は「5八同成銀」だった。

 史上最年少5冠の藤井と、永世7冠の資格を持つ羽生による世紀の対決がついに開幕。後手の羽生が選択したのは、現代将棋において主流とは言いがたい「一手損角換わり」。一手の過ちが形勢を左右する戦法なだけに、1日目はともに長考に沈んだ。羽生が「予定の作戦」と話す一方で、藤井にとっては「想定していたわけではない」と揺さぶられている様子。この後の展開に注目だ。

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