笑福亭鶴瓶 弟弟子・鶴志さん追悼「あいつが稽古をつけた師匠の話はつながっていく」

[ 2020年5月10日 17:11 ]

笑福亭鶴瓶
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 落語家・笑福亭鶴瓶(68)が10日放送のニッポン放送「笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」(日曜後4・00)で、8日に心不全、腎不全のため死去した弟弟子の笑福亭鶴志さん(享年64)を追悼した。

 訃報を伝えるネットニュースを見た番組アシスタントのフリーアナウンサー上柳昌彦(62)から、鶴瓶と勘違いしたことを明かされると、鶴瓶は「鶴志や!」とツッコミを入れつつ、鶴志さんの思い出話を語った。

 鶴瓶によると、鶴志さんは自動車の運転がうまかったことから、師匠の笑福亭松鶴さんに重宝されたという。「うちの師匠のところ、ずっといましたね。車の運転がうまいから、普通は3年で年季明ける(師匠の稽古から卒業する)んですけど、あいつは7年くらいいましたね。かわいそうに」。

 それゆえに、松鶴さんとは最も距離が近かったという。「うちの弟子もそうですけど、あいつにいろいろ稽古を付けてもらったやつ、ぎょうさんいますから。あいつが死んでも、あいつが稽古をつけた師匠の話はずっとつながっていく」と、功績を称賛。「ほんま言うて、一番松鶴に近い男ですよ。似てる。しゃべり方もよう似てるし」と懐かしそうに振り返った。

 9日には弟子たちと杯をささげたという。「ほんまは…勝手に言ったら怒られるけど、鶴志なんかがいいところ行ってたら、継いでたんですけどね。落語もうまいしね、おもろいこと言いよるし、おもろいやつだったんです」と話し、「ここでいろいろ言うたったら供養になると思うので」としみじみ語っていた。

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2020年5月10日のニュース