NHK大河「麒麟がくる」1カ月以上放送中断へ…ストック6・7放送分まで、撮影再開早くて6月末

[ 2020年5月10日 05:31 ]

長谷川博己(中央)らが出演するNHK大河ドラマ「麒麟がくる」
Photo By スポニチ

 新型コロナウイルスの影響で収録を休止している長谷川博己(43)主演のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)の撮影再開時期が、早くても6月末になることが分かった。今月4日に緊急事態宣言の期限が31日まで延長され、再開時期が遅れることが決定。放送も1~2カ月の中断を余儀なくされる見込みだ。

 撮影は4月1日から休止中。宣言が解除されれば撮影再開に向けた準備に入るが、同局関係者は「大河ドラマはキャスト、スタッフの数も多く、セットも大がかり。準備期間は1カ月ほど必要。仮に宣言が5月末から前倒しで解除されても再開は6月末になる」と明らかにした。

 既に放送の中断は決定。今作は全44話で、ストックがあるのは6月7日放送の21話まで。ここまで放送するか、それ以前の物語の切りの良い放送回で中断するか調整中。6月末に撮影が再開されても、「新たに撮影した映像を放送するには、編集作業などの都合で1カ月かかる。早くても7月下旬だろう」(同関係者)。1~2カ月の放送中断は避けられない状況。その間は総集編や再放送などで対応するとみられる。

 また、「年内に放送を収めるため、全44話の放送回数を減らして対応する」との見方もあるが、別の関係者は「回数を減らすと描ききれない部分も出てくる。出演者のスケジュールにもよるが、何とか全44話でやりたいと思う」と苦しい胸の内を明かした。

 当初の撮影終了は10月の予定だった。だが、これから44話まで撮影すると「クランクアップは12月末になる」と関係者。そうなれば、放送終了は来年1月以降となってしまう。異例の越年放送を避けるために、局側はさまざまな対応策を講じている。

続きを表示

2020年5月10日のニュース