3・30スタート朝ドラ「エール」脚本降板の林宏司氏は「原作」とクレジット 第3週まで 以降は検討中

[ 2020年3月21日 18:00 ]

東京・渋谷区のNHK
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 3月30日にスタートする次期NHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜前8・00、土曜はダイジェスト)の脚本を降板した林宏司氏が、第1週(3月30日~4月4日)のタイトルバックのスタッフ表記に「原作」としてクレジットされていることが21日、分かった。この日までに行われた第1週試写会で明らかになった。後任の脚本家は表示されておらず、NHKによると、第3週まで「原作 林宏司」とクレジット。第4週以降については「検討中」としている。

 脚本担当の途中交代は昨年11月に公表。理由について、NHKは「制作上の都合」とし、詳細を明らかにしなかった。昨年9月中旬にクランクインし、撮影が進む中、異例の途中交代となった。後任は清水友佳子氏、嶋田うれ葉氏。

 テレビ局関係者は「脚本の内容について演出家が満足できず、直しを求めるなどもめていた」と指摘。第3週までは林氏の脚本をベースにした内容になったとみられる。

 林氏はNHK「ハゲタカ」、フジテレビ「医龍」「コード・ブルー―ドクターヘリ緊急救命―」シリーズ、テレビ朝日「アイムホーム」などで知られ、今年1月期の日本テレビ「トップナイフ―天才脳外科医の条件―」(土曜後10・00)を手掛けた。

 俳優の窪田正孝(31)が主演を務める朝ドラ通算102作目。モデルは全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909~1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・関内音(二階堂ふみ)の夫婦愛を描く。男性主演は2014年後期「マッサン」の玉山鉄二(39)以来、約6年ぶり。

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2020年3月21日のニュース