ライブ、イベント続々…ジャニー喜多川氏入院、ジャニーズ事務所への影響は

[ 2019年7月1日 15:25 ]

ジャニーズ事務所社屋
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 社長のジャニー喜多川さん(87)が、くも膜下出血のため入院中であることを1日公表したジャニーズ事務所は当面、カリスマプロデューサー抜きで数々のイベントなどを乗り越えていくことになる。

 ジャニーさんが6月18日に救急搬送される直前まで気にかけていた一つは、「テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り SUMMER STATION」(7月13日~8月25日)。ジャニーズJr.のユニット「HiHi Jets」と「美 少年」が昨年に続いて応援サポーターに就任し、演出面などにアイデアを出していた。ライブは六本木EXシアター公演に加え、屋外の六本木ヒルズアリーナでも開催。夏祭りでコラボ出店も予定する。

 6月4日に東京都港区の同局で行われた記者発表会にはジャニーさんも出席。昨年は「東京B少年」名義で出演した「美 少年」の岩崎大昇(16)が、「平成最後と令和最初っていう奇跡的。僕たちの色に染めた夏にしたい」などと意気込みを語る姿に何度も目を細めていた。ライブの構成や演出はジャニーさんが一手に引き受けており、何らかの影響が出そうだ。

 ジャニーズ事務所は、アイドルの発掘や制作をジャニーさんが、経営や運営面は実姉のメリー藤島副社長がそれぞれ担当。近年は双方の面にジャニーさんの姪で、メリーさんの長女のジュリー藤島副社長も深く関わっている。

 昨年末には、所属アイドルとして人気も実力もあった滝沢秀明氏(37)が芸能活動から引退して裏方に転身。年明けから新たな会社「ジャニーズアイランド」の社長として、ジャニーズJr.のプロデュースや新人発掘に従事している。病床ジャニーさんが制作者として代理を託せる数少ない存在だけに、事務所の危機に手腕を振るうことになる。

 ジャニーさんは過去にも体調を崩して入退院したことはあるが、ジャニーズ事務所が公表したのは初めて。入院から15日目の公表は、7月に入ってから、所属アイドルの活動発表が事務所側の主導で続くためとみられる。

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2019年7月1日のニュース