バッドボーイズ佐田が熱弁「大人たちが愛情を」 元暴走族、現在は少年の更生に助力

[ 2019年7月1日 20:31 ]

“再犯防止啓発月間のイベント”「立ち直りフェスティバル」に出席した(左から)横澤夏子、木村祐一、「バッドボーイズ」の佐田正樹と大溝清人
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 お笑いコンビの「バッドボーイズ」の佐田正樹(40)と大溝清人(40)が1日、東京・千代田区の有楽町駅前広場で開かれた、再犯防止啓発月間のイベント「立ち直りフェスティバル」に出席した。この日、お笑い芸人の木村祐一(56)と横澤夏子(28)とともに「よしもと社明アンバサダー」に就任。元暴走族の佐田は自らの過去を振り返り、アンバサダーとしての意気込みを熱く語った。

 「僕は昔やんちゃやっていたんですけど、母親の愛情というもので更生しました」と佐田。やんちゃだった少年時代、母を泣かせてしまった経験から「これからは笑かせようと思ってお笑い芸人になりました」と明かした。

 現在、佐田は少年院の慰問などを通じて、「悪いことをしてしまった少年たちの声を聞く活動をしている」と紹介。「やっぱり悪いことをするのには理由がある」とし、「見捨てるのではなく、大人たちが力を貸して、なぜそんなことが起こったのかを考えてあげて、愛情を持ってあげれば少年というのは同じ人間ですので、絶対に更生はできると思っております」と力を込めた。

 いま非行に走っている人たちへのメッセージを求められると、「一人じゃないよ、と言ってあげたい」とし、「どんな人でも困ったことがあれば同じ人間ですので、絶対助けてくれるとは思いますので、悩み事があれば誰にでも相談してみてください」と語った。

 法務省が取り組む“社会を明るくする運動”は今年で69回目。“社会を明るくする運動”とは、すべての国民が犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない明るい社会を築いていくための全国的な運動。

 同活動に賛同する吉本興業は所属芸人の鉄拳が「第66回社会を明るくする運動ショートムービー」としてパラパラ漫画を制作。以降、法務省の仕事を紹介するVTR「もっと知ってほしい!法務省」の制作をはじめ、同省主催イベント「こども霞ヶ関見学デー」「法の日フェスタ」などに協力している。

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2019年7月1日のニュース