「ザブングル」謹慎期間は8月末まで ボランティア申し出 闇営業ギャラは税務申告修正し返金先協議

[ 2019年7月1日 19:35 ]

「ザブングル」の松尾陽介(左)と加藤歩
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 ワタナベエンターテインメントは1日、所属タレント「ザブングル」の松尾陽介(42)と加藤歩(44)が事務所を通さずに仕事をする“闇営業”を詐欺グループとの間で行った問題で、コンプライアンス体制の強化策と2人に対する対応を発表した。

 コンプライアンス体制の強化については、ザブングルの2人に対し「弊社の指導と共に既に警察庁出身でコンプライアンスを専門とする弁護士によるサポート、アドバイスを受け、両名のコンプライアンスの意識をより高め、徹底させるように致しました」。他の所属タレントや社員に対しては「今一度コンプライアンスの意識を徹底させるべく、現在、上記のコンプライアンスを専門とする弁護士をはじめ、警察関係者も含めた弊社の社内セミナーを実施するよう調整中で、そのセミナーの内容等に関し、近日中に警察関係者と打ち合わせを行います」とした。

 ザブングルの2人は今回の“闇営業”で、それぞれ7万5000円を受領。2人とも「適切に税務申告を行っていないことが分かったため、既に税理士を通じて修正申告を致しました。加えて、両名が受領した金銭については、然るべき団体にお支払いするよう、その支払先について警察関係者等を交えて協議をしているところです」とした。

 また、2人との話し合いの中で「謹慎期間中は、ボランティア先を見つけて活動する等の社会貢献を行い、自分自身を真摯に見つめなおすと共に、今回の件について真剣に反省し、人として成長できるようにしたいとの申し出」があったため、現在、ボランティア先を探している。それ以外の時間は「社会人としての常識を高めることができるよう」、同社の事務サポート業務等を行わせる予定。

 「本人たちが今回の事態を重く受け止め、反省し、両名より社会貢献を行う等の申し出がなされたこと等を勘案し」、謹慎期間は今年8月末日までとした。

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2019年7月1日のニュース