八代英輝氏 園児2人死亡事故に「視界に子どもが入ったら、いつでもブレーキを踏めるような状況に」

[ 2019年5月10日 12:04 ]

八代英輝弁護士
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 弁護士の八代英輝氏(54)が10日、コメンテーターを務めるTBSの情報番組「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に生出演。大津市の交差点で車2台が衝突した弾みで1台が保育園児の列に突っ込み、2歳の園児2人が死亡するなどした事故について言及した。

 県警などによると、女(52)が運転する乗用車が交差点で前方確認が不十分なまま右折し、対向車線を直進しようとした女(62)運転の軽乗用車と衝突。衝撃で軽乗用車が歩道に乗り上げ、園児らに列に突っ込んだ。

 八代弁護士は、交通ルールに関して「信頼の原則」が大前提としてあり、直進が優先の場合は正面から右折車が来たら、右折車が止まってくれることを信頼して直進するとし、「その信頼が成り立たなかったら直進車は徐行なり一時停止なりしなくてはならない。そうすると交通社会が成立しなくなる」と指摘した。

 そして、今回の事故は直進車は優先で、右折車の過失が大きいと自らの見解を示した上で「視界の一部に園児の列、登下校中の子どもが入ったら、優先だろうがなんだろうがまず1度アクセルをふかすのやめて、いつでもブレーキを踏めるような状況にして減速してそこをやり過ごすっていう感覚が必要だと思う」と持論を展開した。

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2019年5月10日のニュース