NHK放送総局長 終了の「西郷どん」に「素晴らしいドラマを作ってくれた」

[ 2018年12月19日 15:58 ]

「西郷どん」で西郷隆盛を演じた鈴木亮平
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 NHKの木田幸紀放送総局長が19日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、俳優の鈴木亮平(35)が主演を務めたNHK大河ドラマ「西郷どん」(日曜後8・00)が16日に最終回を迎えたことにコメントした。

 最終回は関東地区で13・8%、全47回の期間平均視聴率は12・7%だった。関東地区では過去最低だった2015年の「花燃ゆ」と12年の「平清盛」を0・7ポイント上回ったものの、ワースト3位となった。一方、関西地区では、最終回が15・2%、期間平均15・8%と今作品の“西高東低”現象が最後まで続いた。また、主人公西郷隆盛の出身地、鹿児島地区では最終回が30・0%、期間平均も30・2%で大健闘した(数字はすべてビデオリサーチ調べ)。

 総括のコメントを求められた木田放送総局長は「非常に脚本の中園さん、スタッフが頑張って、素晴らしいドラマを作ってくれた。西郷隆盛という人物は誰も知っているんですが、今までのドラマに比べると、今回の西郷どんは家族と、吉之助さんの関係を色濃く描いていたなと思う。最後の方で、西田敏行さん演じる(西郷)菊次郎が登場して、平成の今、西郷隆盛を描く、視点の新しさを感じた。奄美大島の描き方にも完投した。時代が変われば、大河ドラマで一度取り上げたことある素材でも全然違う。視聴者に感動を与えられるとつくづく感じることができた」と称賛した。

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2018年12月19日のニュース