藤井七段 今年度中のタイトル挑戦消滅 叡王戦本戦Tで敗れる

[ 2018年11月24日 05:30 ]

叡王戦本戦トーナメント1回戦で斎藤慎太郎王座(右)に敗れガックリの藤井聡太七段
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 最年少棋士の藤井聡太七段(16)が23日、大阪市内の関西将棋会館で行われた叡王戦本戦トーナメント1回戦で斎藤慎太郎王座(25)に135手で敗れた。これで今年度中に8大タイトルの挑戦者となる目が消滅。屋敷伸之九段(46)が持つ17歳10カ月のタイトル挑戦最年少記録更新は来年度以降に持ち越しとなった。

 夕食の出前ではハヤシライスの“マッシュルーム抜き”という、勝負メシから苦手なキノコを抜くという“新手”を披露。ただ盤上では序盤からリードを広げられ、終盤で見せ場こそつくったものの「一歩及ばなかった」とうなだれた。

 斎藤には、7月の王座戦挑戦者決定トーナメント準決勝に続く連敗。しかも前回は同じ七段だった相手はその後、タイトルホルダーに。「もっと実力を付けないといけないと思った」と、差を痛感したようだった。通算成績は98勝18敗となった。

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