王将戦挑戦者決定リーグ戦は大混戦 豊島が勝ち7人中5人が2敗

[ 2018年11月21日 20:03 ]

佐藤名人(右手前)を下し、2敗を守った豊島2冠
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 将棋の第68期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグ戦は21日、東京都渋谷区の将棋会館で佐藤天彦名人(30)―豊島将之2冠(28)の1局を行い、昨期挑戦者の豊島が83手で佐藤を下した。

 この結果、7人中5人が2敗となる大混戦。26日の最終一斉対局では、すでに4勝2敗でリーグを終えている広瀬章人八段(31)を含め3人が4勝2敗で並ぶことが確定し、久保利明王将(43)への挑戦者決定はプレーオフへと持ち越された。

 リーグ規定では首位に3者が並んだ場合、前年順位に基づくランキング上位の2人がプレーオフで戦う。26日の勝敗次第ではランキング5位同士の佐藤と広瀬が「プレーオフ出場をかけたプレーオフ」を戦う可能性もある。「死のリーグ」を象徴するフィナーレとなりそうだ。

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2018年11月21日のニュース