円楽、舌好調「出てきた時に暴れてえ」肺がん公表後初めて病状語る

[ 2018年10月1日 05:30 ]

桂歌丸さんの人形をなでる三遊亭円楽。左は桂歌春(撮影・久冨木 修)
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 初期の肺がんを患っていると公表した落語家の三遊亭円楽(68)が30日、都内で行われた落語芸術協会主催のイベント「第12回芸協らくごまつり」に出席した。

 7月に死去した桂歌丸さん(享年81)を偲(しの)ぶトークショーに参加後、報道陣の取材に初めて病状について語った。「自覚症状がなかったくらいですから体調は大丈夫です。すぐに戻ってきますからご安心ください」と説明。肺がんは検査で見つかったといい「他のことで(検査を)受けている中で見つけてくれたから、お医者さんに感謝」と笑顔を見せた。4日から11日まで休養して手術を受け、12日から仕事に復帰する予定。「やるべきことはたくさんある。落語をやるために手術をして戻ってくるから、静かに見守っていただきたい」と理解を求め「(病院から)出てきた時に暴れてえんだ」と怪気炎を上げた。

 トークショーでは司会から「病気に見えない」と言われ「病人じゃないもん、芸人だもん」と快調をアピール。酸素ボンベを携帯しながら高座に上がった歌丸さんについて「落語をやりたいという信念。美学です」と称えた。

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2018年10月1日のニュース