「半分、青い。」全話平均21・1% 6作連続大台 賛否も前3作超えの高視聴率!最終週は自己最高で有終

[ 2018年10月1日 09:55 ]

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」のヒロインを務めた永野芽郁
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 女優の永野芽郁(19)がヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(月〜土曜前8・00)の最終回(第156話)が9月29日に放送され、全156回を通じた期間平均視聴率は21・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが1日、分かった。2015年後期「あさが来た」から6作連続の大台突破。急展開や朝ドラらしからぬセリフなどが賛否を呼んだが、16年後期「べっぴんさん」の20・3%、17年前期「ひよっこ」の20・4%、17年後期「わろてんか」の20・1%を上回る好数字を残した。

 全話平均は15年後期「あさが来た」が23・5%、16年前期「とと姉ちゃん」が22・8%、16年後期「べっぴんさん」が20・3%、17年前期「ひよっこ」が20・4%、17年後期「わろてんか」が20・1%、18年前期「半分、青い。」が21・1%。

 週平均(ビデオリサーチ調べのデータを基に算出、関東地区)は「東京・胸騒ぎ編」に突入した第7週(5月14〜19日)以降、20週連続の大台20%超え。最終週(第26週、9月24〜29日)の週平均は22・8%。第14週(7月2〜7日)と第22週(8月27日〜9月1日)の22・3%を上回り、自己最高をマーク。有終の美を飾った。番組最高は第111話(8月8日)の24・5%、初回(4月2日)は21・8%、最終回(9月29日)は23・5%。

 中盤以降、ヒロインの結婚・出産・離婚・発明という目まぐるしい展開や夫への「死んでくれ」といった朝ドラらしからぬセリフなどに、インターネット上などで賛否両論や議論が巻き起こったが、脚本の北川悦吏子氏(56)が描く個性的なキャラクターや名台詞、キャストの熱演は視聴者を引き付ける強さがあった。

 NHKの木田幸紀放送総局長も9月19日の定例会見で「今まで見たことのない朝ドラ。その新しさが(従来の朝ドラ視聴者層より若い)20〜40代の女性の視聴者を増やしてくれました」と評価した。

 朝ドラ通算98作目。フジテレビ「素顔のままで」「ロングバケーション」「空から降る一億の星」やTBS「愛していると言ってくれ」「ビューティフルライフ」「オレンジデイズ」など数々の名作を生み“ラブストーリーの神様”と呼ばれるヒットメーカー・北川氏のオリジナル脚本。岐阜県と東京を舞台に、病気で左耳を失聴した楡野鈴愛(にれの・すずめ)が高度経済成長期の終わりから現代を七転び八起きで駆け抜ける姿を描いた。

 演出は「カーネーション」の田中健二氏ら。主題歌は星野源(37)の「アイデア」。ナレーションはヒロインの祖母・廉子役の風吹ジュン(66)が務めた。

 最終回は2011年7月、「そよ風ファン」の発売決定記念パーティーが「つくし食堂」で行われることに。晴(松雪泰子)らが総出で準備を進める中、鈴愛(永野)はある人の言葉にヒントを得て「マザー」という扇風機の名前を思いつく。律(佐藤健)と津曲(有田哲平)は早速、商品名を変更するために動き始める。夕方になり、つくし食堂には顔なじみが勢揃い。パーティーには東京から律も駆けつけ、鈴愛と律はマザーに込めた思いを語り始める…という展開だった。

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