「DISH//」北村匠海 “二刀流”極め「カメレオン俳優」目指す

[ 2018年7月3日 05:30 ]

趣味のカメラを構える北村匠海(撮影・久富木修)
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 4人組ダンスロックバンド「DISH//」のボーカル兼ギターを務める北村匠海(20)。俳優としては、昨年公開された初主演映画「君の膵臓をたべたい」が興行収入35億円超の大ヒット。今年1月期のフジテレビドラマ「隣の家族は青く見える」の好演も話題を集めた。今、最も期待される若手の一人だ。

 俳優業と音楽業。それぞれの活動が相乗効果をもたらしている。“二刀流”の先輩でもある寺尾聰(71)とドラマ共演した際「音楽をやってる人間は会話のリズム感がいい。おまえもいいよ」と声を掛けられ、自信になった。「正直両立は難しい。でも、歌ったり演奏することは役者業に生きているし、その逆もある。今はいろんなことにチャレンジしたい」

 あまり感情を表に出さない、落ち着いたタイプ。一方、さっぱりした塩顔ブームの真逆をいく、濃い顔立ちが存在感を際立たせる。「どこに行っても最初、日本人と思ってもらえない。それが個性になっているならトクしているのかな」

 目指すのは、どんな役柄にでも成り切れる「カメレオン俳優」だ。「どんな作品にも溶け込める役者になっていきたい。そして、お芝居と音楽、どちらの世界からも必要と言われる人間になりたい」。静かに語る言葉に力がこもった。

 ◆北村 匠海(きたむら・たくみ)1997年(平9)11月3日生まれ、東京都出身の20歳。06年に芸能界入り。08年「DIVE!!」で映画初出演。12年、NHK大河ドラマ「平清盛」などに出演。DISH//は11年に結成。

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