たけし軍団と森社長 内紛沈静化へ動き「迷惑かけたくないという思いは同じ」

[ 2018年4月7日 06:20 ]

オフィス北野の森昌行社長
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 ビートたけし(71)の独立を巡る内紛劇が沈静化に向けて動きだした。関係者によると、オフィス北野の森昌行社長(65)と弟子のたけし軍団が収束に向けた話し合いを始めたもので「エスカレートさせることが目的ではない」という点で一致。ただクリアすべき問題も山積しており、なお予断は許さない状況だ。

 たけしが新事務所「T.Nゴン」に移って7日で1週間。独立を巡って起こった内紛が沈静化の兆しを見せ始めた。

 オフィス北野と軍団との対立構図が表面化したのは今月1日だった。軍団メンバーがSNSを通じて独立の背景を公表するとともに「たけしが知らない間に森社長が筆頭株主になっていた」「役員報酬が高すぎる」などと森社長を糾弾。これに対して、森社長は5日発売の「週刊新潮」で全面反論し、泥仕合の様相を呈していた。

 そんな中、軍団の“番頭格”ガダルカナル・タカ(61)が6日、日本テレビ系の「情報ライブ ミヤネ屋」に生出演し、森社長と前日5日夜に電話会談したことを明かした。

 タカは「謝罪した上で、これが事実、これが独立の理由ですと、表に出していただけたら、後は何も言うことはありません」と話したという。森社長は「そうですか」と返答を持ち帰ったが、タカは「悪い感触はなかったと僕は感じてます」と期待感をにじませた。

 森社長に近い関係者によれば「双方、たけしさんに迷惑をかけたくないという思いは同じ。これ以上、エスカレートさせたくないということでは一致している」と説明。その上で「騒動の背景に経営方針への不信感があるのは事実で、経営者として、理解を得られなかった責任感は森さんも感じている。ただ、すぐに手打ちにはならない」と話す。会社存続のために善かれと思ってやったことが軍団に“悪者扱い”されたままでは、森社長も納得がいかないはずだからとの指摘だ。

 和解に向けた交渉はテーブルに着いたばかりだが、双方の主張の妥協点は見いだせるのか。最悪、オフィス北野の解散という結論での決着もある。たけしは7日、TBS系「新・情報7DAYS ニュースキャスター」に出演。発言が注目される。

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2018年4月7日のニュース