今井翼 再びメニエール病 入院し治療専念、6月の音楽劇など出演取りやめ

[ 2018年3月29日 05:00 ]

 タッキー&翼の今井翼(36)がメニエール病で入院したことが28日、分かった。激しいめまいとともに耳鳴り、難聴を併発する内耳の病気。所属するジャニーズ事務所によると、先週初めから度重なるめまいなどの症状を訴え、検査を受けたところ「メニエール病の再燃」と診断された。この日、都内の病院に入院した。

 今井は2014年11月にメニエール病と診断され入院し、約1カ月間休養したことがあった。現在の医療では、完全に治療することが難しいともいわれる。「再燃」は治療で抑えていた症状が再度悪化することで、「再発」は一度完治したが、再度同じ病気にかかることを意味するという。

 今後は当面の間、仕事を休み、治療に専念する。29日は、声優として第1話に出演するフジテレビアニメ「レイトンミステリー探偵社〜カトリーのナゾトキファイル〜」(4月8日スタート)の記者会見が予定されていたが、出席を見合わせる。収録はすでに済ませており、番組は予定通り放送される。

 6月に大阪・松竹座で上演される音楽劇「マリウス」の出演も取りやめた。代役については未定という。パーソナリティーを務める文化放送「今井翼のto base」は29日深夜の放送を休止。同局によると、今後については番組終了を含めて検討している。

 ▽メニエール病 内リンパ水腫とも呼ばれ、内耳にある平衡感覚をつかさどる三半規管や、聴力に関する蝸牛(かぎゅう)に流れるリンパ液の量が増えることによって発症。主な症状はめまい、難聴、耳鳴りで、吐き気や頭痛を伴うこともある。詳しい原因は解明されていない。日本ハムの栗山英樹監督が現役時代に発症し、引退を早めたことが知られている。メニエールは19世紀のフランスの医師の名前。

 ≪投薬治療で安静第一≫メニエール病について、たなか耳鼻咽喉科(東京都豊島区)の田中伸明院長は「繰り返すことが多く、疲れやストレス、生活環境をコントロールできない人がなりやすいと言われる」と説明。「長引くと難聴が進むこともあり適切な治療が必要」と指摘した。福田医院(横浜市)の福田伴男院長は年齢層を「高齢者より20〜40代に多い」とし、治療について「通常は薬をのんで安静にすれば2〜3カ月で治まる。ステージで踊ったり走ったりするには、完全に治まるまで我慢することが大事」と語った。

 【今井翼の病気経過】
 ▼2014年11月6日 体調不良を訴え検査入院。
 ▼同12日 メニエール病との診断が出る。
 ▼12月14日 滝沢秀明が1人で行ったタッキー&翼の公演にサプライズで登場。
 ▼同18日深夜 「今井翼のto base」でラジオ復帰。
 ▼同31日 ジャニーズ事務所のカウントダウン公演でライブに復帰。
 ▼17年9月3日 タッキー&翼の活動休止を発表。

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2018年3月29日のニュース