町山智浩氏「シェイプ・オブ・ウォーター」作品賞に感極まり涙 偉業称賛「ゴジラも獲れなかった」

[ 2018年3月5日 14:00 ]

作品賞に輝いた「シェイプ・オブ・ウォーター」の出演者、監督ら(AP)
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 映画界最大の祭典、第90回米アカデミー賞の発表・授賞式が4日(日本時間5日)、米ロサンゼルス・ハリウッドのドルビー・シアターで開かれ、作品賞は最多13部門にノミネートされた「シェイプ・オブ・ウォーター」(監督ギレルモ・デル・トロ)が受賞した。幼少期のトラウマから声が出ない孤独なヒロインと“不思議な生物”とのラブストーリーという異色作。“怪獣映画”の一面もある作品の快挙に、映画評論家の町山智浩氏(55)はWOWOWの生中継で感極まった。

 現地の授賞式会場の映像から、東京のスタジオに戻り、感想を求められた町山氏は右手で口元を押さえ「これは、世界の映画史上…」と絶句。涙ぐんだ。

 「だって『ゴジラ』も何も(アカデミー賞を)獲れなかったわけですよ、ずっと。バカにされてきて。『ウルトラマン』とかね。いやぁ〜、これは凄いことですね」と称賛。「これからは『ゴジラ』もゾンビ(映画)もアカデミー賞の闘いに参加できるんですよ。マーベル(「アベンジャーズ」などの作品群)もそうですけど、バットマンもみんな闘えるんです。もう差別されないぞってことですね」と喜んだ。

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2018年3月5日のニュース