NBA元レイカーズのブライアント氏が短編アニメ部門でアカデミー賞を受賞

[ 2018年3月5日 12:35 ]

短編アニメ部門のアカデミー賞を受賞したブライアント、キーン両氏(AP)
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 アカデミー賞の短編アニメーション部門(候補5作品)で、NBA元レイカーズのコービー・ブライアント氏(39)がアニメーション監督のグレン・キーン氏(63)とともに受賞を果たした。

 2015年に現役引退を表明した際に使われた「DEAR BASKETBALL」がノミネートされていたもので、この作品はブライアント氏が引退に際して自身の気持ちを「詩」で表現。キーン氏が映像化して5分間のアニメ作品に仕上げていた。

 作品の中でブライアント氏は父親の靴下を丸めたボールで始めた競技人生を語り「6歳だった子どもに夢を与えてくれた。だからいつまでも大好きだよ。でも君のことしか考えられない時間は長くは続かない」とバスケットボールを“擬人化”しながら引退を決意した際の自身の感情を表現。トロフィーを贈られた同氏は「バスケットボールの選手は黙ってドリブルしていりゃいいんだとも言われたけれど、それとは違ったことをちょっとだけやれたことがうれしいよ」とジョークを交えてあいさつ。少年時代にイタリアで生活したこともあって、最後はイタリア語でもスピーチして家族や関係者に感謝の意を述べていた。

 ブライアント氏はNBAファイナルを5回制覇。ファイナルでのMVPは2回、オールスターゲーム(選出18回)でのMVPは4回、シーズンのMVPは1回、得点王には2回輝いているが、そこにコート外で得た新たな“勲章”が加わった形。レイカーズ時代のチームメートで一時は犬猿の仲だったことで有名なシャキール・オニール氏(45)は「うらやましいよ(笑)」とツイートしていた。

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