フジ ニュースブランド統一 倉田アナ「魂を削る」宮司アナ「実感こもった言葉で」

[ 2018年3月5日 14:54 ]

フジテレビの4月改編記者発表で司会を務めた宮司愛海アナウンサー
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 フジテレビが5日、都内のホテルで4月改編記者発表を開催し、この春の番組改編の骨子を発表した。

 今回の改編のポイントの1つに掲げられているのがニュースブランドの統一化。「明日が見える。未来はここにある」をコンセプトに、長年BSフジの看板番組として放送されてきた報道番組「プライムニュース」をフジテレビの報道・ニュース番組の統一ブランドとする。地上波、BS、ネット、CSのすべてのニュース関連番組を統一ブランドのもと連携させ、ニュースコンテントの価値の最大化を図る。

 「FNNプライムニュースデイズ」(月〜金曜前11・30、土日曜前11・50)、「FNNプライムニュースα」(月〜金曜後11・40、金曜深夜0・10)、「報道プライムサンデー」(日曜前7・30)がスタート。さらに、今回のブランド統一の目玉となるが「プライムニュースイブニング」(月〜金曜後4・50、土日曜後5・30)。メーンキャスターには、同局の島田彩夏アナウンサー(43)、同局の倉田大誠アナウンサー(36)が就任。さらに、BSフジの「プライムニュース」で9年間MCを務めてきた同局の反町理報道局解説委員長(53)が満を持して地上波に登場する。

 鴨下ひろみ報道センター編集長は「夕方の常識を変える」をコンセプトに「これまでの夕方のニュースはわかりやすいことを優先してきて、それが常識となってきた。それだけだは物事の本質には迫れないのはないか。わかりやすいだけではダメなのではないか。わかりにくい、とっつきにくいニュースからも逃げずに、わかりやすく伝えていきたい」と力を込めた。反町解説委員長について「ニュースの常識を変える人材」と位置づけ、「取材力やゲストに対する質問力を前面に出し、ニュースの新しい見方、ニュースの常識で考えられなかった新たな側面を伝えることも主眼となっている」と説明した。

 島田アナ、反町解説委員長とともにメーンキャスターに就任した倉田アナは入社15年目で初の報道担当となる。「初めての報道現場になります。不動の2人を両脇において、自由なところがどれだけあるか不安なのですが、今、スマートフォン、インターネット、情報は皆さん、持っている。その中でプラスアルファ、どんなところを核心をついてニュースで伝えていくことができるか。報道経験がない、自分だからできる部分が少しあると信じています。15年目以降、報道の現場で魂を削っていこうと思っております」と意気込んだ。

 週末夜のスポーツニュースは新番組「S―PARK」(土曜深夜0・35、日曜後11・15)が始まる。メーンキャスターはスポーツニュース番組初登板となる同局の宮司愛海アナウンサー(26)と、これまでスポーツ中継などを担当してきた同局の中村光宏アナウンサー(33)が務める。スポーツニュースも変革が求められる中、フジテレビのスポーツニュースのリブランディングを図る。

 宮司アナは「『S―PARK』には2つの意味があります。スポーツパークというスポーツ情報を集まる場所と、スポーツの一瞬のきらめき、スパークの意味を持っております」とし、「平昌五輪にも行ってきたんですが、スポーツの現場を生で見るのは本当に感動するもの。それを自分の実感がこもった言葉でお伝えすることができれば。とにかく現場に足を運んで、自分で足で情報を稼いで、皆さんに伝えていきたい」と力を込めた。

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2018年3月5日のニュース