中井貴一 繰り返す「やっぱり舞台あいさつは5人だな」

[ 2017年12月17日 15:20 ]

映画「嘘八百」完成披露試写会の舞台あいさつに立ったW主演の中井貴一(右)と佐々木蔵之介、坂田利夫(後列中央)
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 俳優の中井貴一(56)と佐々木蔵之介(49)がダブル主演する映画「嘘八百」(監督武正晴、来年1月5日公開)の完成披露試写会が17日、都内で行われ、中井、佐々木をはじめ、友近(44)、森川葵(22)、前野朋哉(31)、坂田利夫(76)、木下ほうか(53)ら監督を含め総勢12人が舞台あいさつを行った。

 中井は「仕事を初めて37年ぐらい経つんですが、こんなに舞台あいさつで俳優が登場するのは初めて。多いですね。意外と自分で来たいと言った人がいるみたいで」と冒頭からボヤキ。中井は「1人2人しゃべっても20何分になります。それを縮めて話そうとすると、舞台あいさつが面白くなくなるので覚悟して」と言っていたものの、佐々木が「(初めて)関東で見てもらうのは少しドキドキしている。こんなだけ仲間がいるのですでに楽屋でも楽しくて」ともらすと、早くも“巻き”で、という雰囲気だった。

 そんな中、坂田は「本当に優しい方ばっかり。特にこのお2人」と主演の2人を褒めつつ、「この機会は一生ないと思うので、今日の目的は結婚したいんです。東京で見つけなあかんと思って、なんでも買いまっせ。今年は諦めたけど、来年は絶対に結婚しますよ」。木下も「僕も結婚したいんです、今、通じ合ったと思って。よろしくお願いします」と乗っかり、笑わせた。

 お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚地武雅(46)は「金曜日に、財布を落としてしまって、青色の長財布なので…もし見つけた方はお近くの交番までお願いします」とまさかの訴えで笑わせた。

 中井は「この舞台あいさつは正解なんですかね。やっぱり舞台あいさつは5人までやな」とひと言。佐々木も「監督、よくまとめましたな」と苦笑いを浮かべた。最後のあいさつでも、中井は「やっぱり舞台あいさつは5人だな」としみじみ。「坂田利夫、木下ほうか、もし結婚してもいいという方はこの映画を見終わった後に、受付のほうにご住所とお名前を置いていってください。塚地くんの財布の件も情報がありましたら『嘘八百』のほうにご連絡ください」とまとめた。

 映画は大阪・堺を舞台に、イカサマ古物商と落ちぶれた陶芸家が“幻”の千利休の茶器という真っ赤な嘘で一発逆転を狙う開運コメディー。近藤正臣(75)は「ウソは八百はないんです。たくさんのウソばっかりが転がっている、愉快で、何にもない映画です」とPRし、沸かせていた。

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