藤井四段“永世名人”破った!生放送で森内九段に仰天勝利

[ 2017年9月4日 05:30 ]

対局前に駒を並べる藤井聡太四段(右)と森内俊之九段=3日、東京都渋谷区(日本将棋連盟提供)
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 将棋の藤井聡太四段(15)が3日、東京都内で指されたNHK杯トーナメント2回戦で永世名人資格保持者・森内俊之九段(46)を破る殊勲の星を挙げた。通算成績は39勝5敗。次局は7日の新人王戦で佐々木大地四段(22)と4強入りをかけて対戦する。

 9年ぶり2度目の生中継。全国放映された注目の一戦で、藤井はまたもファンを仰天させた。

 「生放送で少し緊張があったが、始まれば集中できた」。序盤から、はつらつとした仕掛けで森内の狙う矢倉囲いを諦めさせた。終盤では、敵陣深く歩を打ち込む「手裏剣攻め」を2度敢行。2度目の手裏剣は緩手にも見えたが、終わってみれば相手王の逃げ場を完全封鎖する鬼手。「積極的に攻めていく方針が良かったと思う」と振り返った。

 前日2日には加古川青流戦準々決勝で井出隼平四段(26)に敗れたばかり。公式戦でプロ初連敗を喫し、さらに棋士生活初の連日対局と条件的にはネガティブ面が重なったものの、ハンデを94手で見事にはね返した。「藤井四段は落ち着いていて、自然な指し手を積み重ねられた。こちらが予想していない手を指され感心した」と、8度の名人を含むタイトル獲得計12期を誇る森内も感嘆の弁。終局時は放心の表情だった。

 藤井にとってこの日は思い出がこもっている。昨年の9月3日は三段リーグ最終日。最終局を制し、史上最年少の四段昇格を決めた記念日だ。それから1年。デビュー29連勝はもとより、この365日間の成長は常人の域を超えている。

 これでNHK杯はベスト16に入り、3回戦の相手は昨期の名人戦挑戦者・稲葉陽八段(29)=対局日未定。「トップ棋士なので、全力を尽くしたい」と決意を語った。

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