神戸・新開地の落語の定席 名称「喜楽館」に決定 来夏オープン

[ 2017年8月16日 11:35 ]

「神戸新開地・喜楽館」の命名式で「いらっしゃ〜い」とそろえた(左から)井戸敏三兵庫県知事、桂文枝、新開地まちづくりNPO・高四代理事長、久元喜造神戸市長
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 神戸・新開地に2018年夏オープン予定の定席の名称が「神戸新開地・喜楽館(きらくかん)」に決まったことが16日、発表された。命名式、起工式に出席した上方落語協会会長の落語家・桂文枝(74)は「名誉館長として盛り上げて行きたい」と42年ぶりに神戸・新開地の街に誕生する本格的な寄席の開場を楽しみしていた。

 「チャップリンが最初に来た喜劇の街。そして、落語の街。“喜落”ではちょっと。喜んで、楽しんでもらおうと“喜楽”になりました。気楽にきてもらえれば。応募は“亭”が多かったけど、昔、新開地にあった聚楽館(しゅうらくかん)からとって“館”になりました」

 1046通の応募から、文枝とNPO法人「まちづくりNPO」の高四代理事長らが協議し、天満天神繁昌亭に続く上方落語第2の定席の名前がようやく決定。文枝もホッとした顔を見せた。1913年にできた「聚楽館」は映画館やスケート場などがあり、新開地の一大アミューズメント館だったが、78年に閉館した。

 炎天下での起工式を終えた文枝は「暑かった。これなら富士山(登山)の方が楽。まあ、富士山に登れたから自信を持てた。何でもやったらできるという気持ちになりましたね」と7月の富士山登頂成功を引き合いに出して笑いを誘った。

 「昼は落語、夜やジャズや将棋、演劇など。総合演芸館みたいになれば。神戸出身の谷川(九段)さんにも来ていただいて、上方落語協会の将棋部の誰かと2枚落ちぐらいで対戦して…。藤井四段も冬休みにでも呼んで頂ければ」と会長としての構想、希望を語り「神戸を題材にした新作(落語)も作っていきたい」と自身も積極的に「喜楽館」の高座に上がる構えだ。

 「神戸新開地・喜楽館」は神戸高速鉄道新開地駅から徒歩2分、新開地商店街(神戸市兵庫区)の一角に建設スタート。かつて料亭と麻雀店があったが、1995年1月17日の阪神淡路大震災で全壊。その後は20年以上も更地のままだった。約500平方メートルの敷地に、200人収容の2階建て劇場となる見込み。総事業費は約2億円で、事業主体の「まちづくりNPO」に、兵庫県と神戸市が助成し、残りは国の補助金を充てる。この日着工し、来年3月末完成の予定。来夏のオープンを目指す。

 また、同館の施設整備にかかる必要経費について、寄付金を募集。目標最低金額は5000万円。詳しくは神戸新開地・喜楽館建設準備会078(576)1218まで。

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