14歳史上最年少プロ棋士・藤井四段 初陣で76歳最年長撃破

[ 2016年12月25日 05:30 ]

 将棋の史上最年少プロ・藤井聡太四段(14)が24日、62歳年上の現役最高齢棋士・加藤一二三九段(76)を下し、上々のプロデビュー戦を飾った。

 おじいさんと孫のほのぼのとしたイブ対局ではない。東京・将棋会館で行われた第30期竜王戦6組ランキング戦。堂々たる公式戦だ。

 午前10時の開始から10時間43分後、藤井の指した110手目に投了の意思を示した加藤に対し、中学2年の童顔棋士は盤面に食い込まんばかりに頭を下げた。「戦いが始まったあたりから厳しいかと思いましたが、最後はなんとか勝てたかと…」。感想とは裏腹の充実した戦い。後手番ながら加藤の得意な矢倉をしかと受ける。「教わろうという気持ちが強かったので」が理由だ。

 中盤までは互角の展開。加藤が執ように端を攻めながら、巧みにかわして夕食休憩後に反撃開始。二重三重に固められた相手王の守備駒を一枚一枚丁寧に剥がし、最後は見事な詰めで仕留めた。これにはタイトル保持通算8期を誇る大御所も「攻めが強い。寄せが速い。素晴らしい才能の持ち主だ」と甲高い声での絶賛が止まらなかった。

 「神武以来の天才」(加藤)をプロ初戦で打ち破った藤井はさしずめ「神武以来の天才以来の天才」。今後の目標については「これからどれだけ強くなれるか、です」と小声ながら力強く言い切った。

 ◆藤井 聡太(ふじい・そうた)2002年(平14)7月19日、愛知県瀬戸市生まれの14歳。5歳で将棋を始める。今年9月に終了した三段リーグを1期で抜け、10月1日付で加藤の記録を破る14歳2カ月の史上最年少プロとなった。師匠は杉本昌隆七段。名古屋大教育学部付属中2年。

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