「真田丸」長澤まさみ“ウザい”意に介さず 三谷氏に感謝「出会えない役」
女優の長澤まさみ(29)がNHK大河ドラマ「真田丸」(日曜後8・00)に第3話(1月24日放送)からレギュラー出演。堺雅人(43)演じる主人公・真田幸村(信繁)の幼なじみで、生涯のパートナー・きりを熱演してきた。ストレートな物言いや現代風のセリフから、序盤は「ウザい」という声もあったが、本人は「何とも思ってなかった」と気にせず。終盤、信繁の大坂城入りを後押しした迫真の叱咤激励は視聴者の胸を打ち、絶賛された。「これでお仕事をもう終わりにしてもいいんじゃないかなと思うくらい、楽しい役を頂きました」と脚本の三谷幸喜氏(55)に感謝した。若年層を時代劇に呼び込むパイプ役をやり遂げ「おもしろい役になったので、全うできたのかなとは思います」と表情は充実感に満ちあふれた。
◆ネット評「ウザい」から一変も きり自体は「変化していない」
きりは序盤、信繁に恋心を抱きながらも減らず口を叩き、自分勝手な行動で信繁の足を引っ張ることも。現代語のセリフが大河にマッチしていないとし、インターネット上には「きりがウザい」という意見も見られた。長澤は周囲に慰められたことを明かし「みんな、私が落ち込んでいると思って『でも、いい役だと思うよ』と励ましていただきましたが、私は本当に何とも思ってなかったんで、すごくありがたいなと思いました」と笑った。
現在風のセリフについても「何とも思ってないですね。全く何も不思議はなく、演じていました。そういうキャラクターとして立てたかったから、きりの言葉はそうなっていただけのことなので。その分、そのセリフをどう言い回すかというのが難しいと常々思っていて、声のトーンが大事になると。誰が見ても、分かりやすく成長して大人になっていく、きりの姿を見てほしいから現代語なんだと解釈して演じていました」と振り返った。
第40話「幸村」(10月9日放送)で、九度山に残るか、豊臣方に加勢するか悩む信繁にハッパをかけた。「ここで一生を終えたいの?それでいいの?あなたは何のために生まれてきたの?何を残したの?真田源次郎がこの世に生きたという証を何か1つでも残してきた?」「私が大好きだった源次郎さまはどこへ行ったの!がむしゃらで向こう見ずで、やんちゃで賢くて明るくて度胸があってキラキラしていた、真田家の次男坊はどこへ行ったのよ!私が胸を焦がして大坂まで付いて行った、あの時の源次郎さまは!」。今や、評価は完全に“いい女”に変貌した。
きりの成長について、長澤は「ある意味、全く変化はしていないと思っていて。きりは正論を言ってしまう“ウザッたさ”から始まって、それが大人になると、正論を言う人がいなくなる環境になっていくと思うので、その中で『きり、いいこと言うじゃん』と(周囲からの見え方が)変わるとだけで、きりの根本的な部分は何も変わっていないのかなと思います」と分析した。
◆三谷氏のアテ書き「どう演じても必ず出来上がる、必ず好かれる役」
三谷作品はフジテレビ「わが家の歴史」(2010年)、舞台「紫式部ダイアリー」(14年)などに出演。今回は三谷氏のアテ書きで「どう演じても必ず出来上がる本当にいいキャラクター、必ず好かれる役として書いていただきました。そういう役と出会うことは、この先あまりないと思うので、うれしかったですね。仲のいい女優の先輩にも『こういう役をもらえて、本当に幸福なこと』とおっしゃっていただけて。それくらい魅力的な役ということは自分でも分かっているつもりでしたが、役者同士から見てもそう思えるきりという役の持っている力、三谷さんのキャラクターを作る脚本の力はすごいと思います」と感謝。
「その人の持っている部分がアテ書きされた役を演じることによって、魅力的な1人の新しい人間が作り出されるということがアテ書きだと思いますが、今回はそれを自分で感じました。『すごい役をもらっちゃったな』って。なので、これでお仕事をもう終わりにしてもいいんじゃないかなと思うくらい、楽しい役でした。その感じをうまく言葉で表現できないんですが」と言わしめるほど、輝かしいキャリアの中でも一際愛着が生まれた“大役”だった。
17歳の時に公開された映画「世界の中心で、愛をさけぶ」(04年)、24歳の時に公開された映画「モテキ」(11年)をはじめ、数々のヒット作を生んできた。30歳の節目を前に「真田丸」も代表作の1つに加わりそうだが「今までやってきた作品は、その時その時で注目して見ていただける作品になっているので『運がいいな~』って思いながらやっています」とした。
今月18日放送の最終回まで残り3回。幸村が徳川軍と戦う中、きりとの関係がどう描かれるのかも注目される。
2016年12月3日のニュース
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