伊原剛志が落語家デビュー、高座名は観客投票で「雀々や剛々」に

[ 2016年12月3日 21:14 ]

落語家デビューした伊原剛志
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 俳優の伊原剛志(53)が3日、落語家デビューした。東京都千代田区の国立演芸場で行われた師匠である桂雀々(56)の独演会「雀々の逸品」にて落語を初披露、観客の投票で高座名は「雀々や剛々」に決まった。

 「落語家の時は役者と違う顔のほうがいいと思って」と、赤い着物に黒縁の丸眼鏡をかけて開演前の囲み取材に現れた伊原。役者生活35年にして新たなデビューを迎えたことについて、「着物を着て眼鏡をかけて座布団に座ってと、いよいよ始まるんだなと。53歳になってもいい刺激を持ててうれしく思います」と感想を述べた。

 デビューを飾った演目は「動物園」。雀々が入門編としていくつか選んだ中で、「おもしろいと思って自分で決めた」。この日の公演はチケットが完売。「(満席の)300人の前でどんな反応が返ってくるか。笑いが起きた時や起こらなかった時に(自分が)どうなるのか。やってみないと分からないので、少し緊張している」と話していたが、大きな拍手に迎えられて高座に上がると、最初は堅い表情ながらも大きなミスもなくやり通し、再び盛大な拍手を受けた。

 雀々は高座名について「雀々や大々(だいだい)」と「雀々や剛々(ごうごう)」の2つを用意。観客の拍手による投票で「剛々」に決まると、伊原あらため?雀々や剛々は「せっかく名前もいただいたので、今後も見に来てください」と客席に向かって満面の笑みで呼び掛けた。

 「前座なので頑張りすぎて師匠より前に出ないようにしながら、笑ってもらえる落語家を確立したい」と意気込んでいた高座デビューの目標。噺家としての一歩を確実に踏み出したと言えそうだ。

 落語に関心を持つようになったのは、1996~97年のNHK連続テレビ小説「ふたりっ子」で故・桂枝雀さんと共演したことがきっかけ。5年ほど前から仕事の合間を縫って高座に通うなどしてきた。ことしの正月に、やってみたいことを行動に移す年にしようと「一年の計」を立て誓いを新たにすると、4月に枝雀さんの弟子である雀々の独演会を聞く機会があり、直感的に「この人や!」。手紙で「教えてください」と直訴すると、弟子入りがかない、10月から本格的な稽古をつけてもらってきた。

 雀々は弟子入り願いの手紙について「内容が熱くて、中途半端ではないと思っていた」と振り返り、「稽古の時も熱意が凄かった。凄くまじめで、“やりすぎないように”と言っていたぐらい」と評した。弟子が晴れ舞台を迎えたことには「上方落語には真打ち制度はないけど、大阪は売れれば一人前なので、もう真打ちみたいなものです」と師匠としてもホッとした表情を見せた。

 「今後も役者と並行して、少しずつネタを覚えていきたい」と力を込めた伊原。枝雀さんが「英語落語」に挑戦していたことに触れて「枝雀さんにならって、英語落語をロサンゼルスでやってみたい」と噺家としての大きな夢を口にした。

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