松雪泰子の晴れ女ぶりに成海璃子「強力なパワーある」、橋本愛はうっとり

[ 2016年11月9日 19:43 ]

映画「古都」の完成披露試写会で舞台あいさつを行った(左から)成海璃子、松雪泰子、橋本愛

 女優の松雪泰子(43)が9日、主演映画「古都」(監督Yuki Saito、12月3日公開)の都内で行われた完成披露試写会で舞台あいさつに立った。

 川端康成の名作「古都」に現代的なアレンジを加えた小説の「その後」の物語で、松雪は生き別れた双子で、京都の老舗呉服店の女将と林業を営む女性の1人2役に挑戦。「完成した作品を見て、小説を読み進めた最初の感覚とすごくリンクした。情景描写が繊細で美しく、生きる人々の強さ、純粋さが丁寧に描かれています。伝統を未来にどうつないでいくか、シンプルだけれど普遍的なテーマで、さまざまな視点で見られると思います」と満足げに語った。

 共に将来に悩む年頃の娘を持つ役どころで、この日は娘役の橋本愛(20)、成海璃子(24)とともに艶やかな着物姿を披露。映画の中では総額2000万円の着物を着た松雪は、「古典のものが多かったので、今日は晴れやかな日ということでモダンなものにしました」と笑顔。司会者に促され、「いいんですか、回って」と一回転し満足げな笑みを浮かべた。

 松雪の母親ぶりについて、橋本は「所作がおきれいで、しなやかな日本の女性という感じと、すき間に女性の強さ、シンの太さが垣間見えずっとほれていました」とうっとり。成海は、「驚いたのは、松雪さんはすごい晴れ女。強力なパワーがある。松雪さんが登場した瞬間に(空が)明るくなって、助けられました」と感嘆の面持ちだ。松雪も「すごい晴れ女なんです。以前、梅雨の沖縄での撮影でも私が行くと(雨が)やんでいました」と得意げだった。

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