古舘伊知郎 13年ぶり司会 TBSの思い出 金スマに感謝「課題再認識」

[ 2016年11月9日 08:00 ]

古舘伊知郎インタビュー(上)

TBSで13年ぶりに司会を務める古舘伊知郎(C)TBS

 フリーアナウンサーの古舘伊知郎(61)がTBSで13年ぶりに司会を務める。9日放送の特番「古舘がニュースでは聞けなかった10大質問!!だから直接聞いてみた」(後7・56)。今年3月31日に12年間務めたテレビ朝日「報道ステーション」のキャスターを卒業し、バラエティーの世界に華麗に舞い戻った。衰え知らずのマシンガントーク、さらに磨きのかかった話術が絶賛される古舘に、TBSの思い出やバラエティー番組の行方を聞いた。

 古舘とTBSといえば「筋肉番付」「SASUKE」などの名実況をはじめ、ともに和田アキ子(66)とコンビを組んだ「クイズ悪魔のささやき」「しあわせ家族計画」などがおなじみ。今回は2003年11月放送の「生命38億年スペシャル・人間とは何だ!?4」以来、13年ぶりの司会となり「久方ぶりということで、ちゃんとした仕事をやらなきゃというのは内心ありました。ただ、そんなことを言うのはこっ恥ずかしいので」と照れ笑いした。

 古舘が初めてテレビ局に足を踏み入れたのがTBSだった。約50年前、小学3年生の時、仲のいい友人の父親にTBSの知り合いがおり「昼下がりのワイドショーに急きょ、小学校3年生ぐらいの子どもが必要だと。祝日で学校が休みだったと思うんですが、僕を含めて3人の小学3年生と引率役の(友人の)お父さんの4人で行きました。催眠術ブームの頃で、リハーサルをして催眠術にかかりやすい子が1人選ばれて本番に出ることに。僕はテレビの生放送に出たいんですが、ちょっとビビッていました。迷いがあったから、あまり催眠術が効かなくなって。案の定、僕は落とされて。半分ホッとして、半分悲しかったですね。収録を見学して、お父さんに局内でラーメンをごちそうになって帰りました。鮮明に覚えています」と懐かしそうに回顧した。

 番組の思い出となると、名司会・名実況ぶりを発揮した過去のものより、最近の出演を挙げた。10月28日放送の「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」。最愛の姉・恵美子さん(1990年没、享年42)、アナウンサーの逸見政孝さん(93年没、享年48)との別れを振り返る中、自身の課題を見つめ直した。

 「死にゆく人に、さも無難なやさしい言葉を掛けていました。それは相手を傷つける自分になりたくないという自己防衛、自分はやさしいと思い込もうとする欺瞞だと気付きました。基本的に生きるということは喜びもありますが、悲しみもありますので、悲しみの極致にいる人にどういう言葉を伝えたら、少しでもつらさを軽減できるのか。最終的には言葉数を少なくしていって、本当に相手が和むような言葉を置いていく。僕にとっては『報ステ』を卒業して1つの節目を迎えて、そういうことが課題なんだと再認識しました。『金スマ』に出させていただいたのは大きかったです」

 今回の特番は、2020年東京五輪や限界集落などの現代ニッポンが抱える問題から「七味唐辛子の缶の出口はどうしてあんなに分かりにくいのか?」などの素朴な疑問までを取り上げ、ニュース番組で聞けなかった疑問を当事者にぶつけ“聞き倒す”バラエティー。目玉の1つは大ヒット中のアニメ映画「君の名は。」の新海誠監督(43)をゲストに招いたコーナーで、新海監督が古舘に逆質問する一幕も。古舘は「今回の収穫は新海監督に会えたこと」と興奮冷めやらぬ様子だった。

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