NHK会長 4月改編に「大いなる手応え」朝ドラ、大河に波及実感

[ 2016年5月12日 16:20 ]

ポーズをとる「クローズアップ現代+(プラス)」の新キャスター。左から久保田祐佳、小郷知子、松村正代、伊東敏恵、鎌倉千秋、井上あさひ、杉浦友紀の各アナウンサー

 NHKの籾井勝人会長(73)が12日、東京・渋谷の同局で定例会見に出席。視聴率好調の4月改編について「大いなる手応え」を口にした。

 4月14日に発生した熊本地震報道の影響もあるが、同局は4月のプライムタイム(午後9時から同11時)で民放を抜いてトップの視聴率を記録。4月改編は長寿番組の「クローズアップ現代」のリニューアルなど、大幅な改編を行った。

 籾井会長は「おかげさまで思い切って変えたが、差し当たりは大いなる手応えを感じています」と満足な結果であることを認めた。「報道関係は地震もあったということもあり、かなり上にいきましたし、それ以外も『ブラタモリ』であったり、『ためしガッテン』であったり、以前に比べてぐっと上がっている。ドラマについては朝のドラマ(連続テレビ小説「とと姉ちゃん」)は言うまでもなく、『真田丸』もかなり高い数字をいただいた。朝ドラとか大河が新しい新編成の元でやったわけではないが、それ以外が上がることで、波及効果はある気がしている。そういうドラマの影響もあるでしょうし、その逆もあると思う」と要因を分析し、「最初だけでなく、今後も皆さんに楽しんでいただける番組作りをしていきたい。差し当たりは非常に良かったと思う」と続けた。

続きを表示

2016年5月12日のニュース