蜷川幸雄さん“遺作”今月「尺には尺を」8月「ビニールの城」上演

[ 2016年5月12日 17:35 ]

演出家の蜷川幸雄さん

 日本を代表する演出家の蜷川幸雄(にながわ・ゆきお)さんが亡くなったことが12日、分かった。80歳。埼玉県川口市出身。

 井上ひさし氏、清水邦夫(79)唐十郎(76)野田秀樹(60)らの現代劇から、シェークスピアやギリシャ悲劇など海外の古典・近代劇に至るまで多岐にわたる作品を演出した。83年「王女メディア」のギリシャ・ローマ公演を皮切りに、海外公演も多数。海外からも高く評価され「世界のニナガワ」と呼ばれた。

 蜷川さんが演出にクレジットされた作品としては、彩の国シェイクスピア・シリーズ第32弾「尺には尺を」(彩の国さいたま芸術劇場)が今月25日から、V6の森田剛(37)宮沢りえ(43)が出演する「ビニールの城」(東京・シアターコクーン)が8月に上演される。

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