柳下大、体絞り込んで佐助極める 舞台「真田十勇士」15年新春再演

[ 2014年12月25日 05:45 ]

舞台「真田十勇士」で猿飛佐助役を演じる柳下大

 昨夏の初演から1年4カ月で早くも再演される舞台「真田十勇士」(来年1月8日初日、赤坂ACTシアター、主催・TBS、スポーツニッポン新聞社ほか)に猿飛佐助を演じる柳下大(26)が作品へ懸ける思いを語った。

 今年は年初からミュージカル出演が相次ぐなど、多くの経験を積んだ年となったが、今作の再演には「待ってましたという気持ち。1回で終わらせるつもりはなかった。自分が必ず(またこの舞台に)立っていたいと思っていた」と強調した。稽古入り前には、ジムで体を絞り込み激しいアクションに耐えられるよう“真田仕様”に仕上げてきた。

 今月3日の稽古スタート前夜は、気持ちが高ぶって眠れなかったといい、当日は「これから始まるなという気持ちになった。スケールアップしたい。できることからやって、絞り込んでいきたい」と“忍び”の演技を高める意欲を示した。

 初演では主役の上川隆也(49)演じる幸村に対し、佐助役として「何とか本気にさせたい。一言でも芯に届けば」と必死で背中を見てついていったという。上川について「表現の仕方とか、周囲への接し方とか全てが凄いと思った」と、尊敬のまなざしを向けている。

 今回は福岡公演が2月13~15日に行われる。親類が九州在住ということもあって、「初めて見てもらえる」と勇姿を披露できることもモチベーションのひとつになっている。そして、大坂夏の陣400年という節目となる2015年に向けては「もっと上を見て、止まってはいけないと思う。楽しみしかない」と、あくまでも貪欲な姿勢を見せた。

 ◆柳下 大(やなぎした・とも)1988年6月3日生まれ。2006年にD―BOYSオーディションでグランプリを受賞。以降テレビドラマ、映画、舞台など多岐にわたって活躍し、2013年度の「えんぶチャート」10位にランクインした。ドラマ「確証~警視庁捜査3課」(13年、TBS)「花咲くあした」(14年、NHKBS)など、ミュージカル「熱海殺人事件Battle Royal」「アダムス・ファミリー」「Familia―4月25日誕生の日―」(ともに14年)に出演。来年2月末より上演予定の「つかこうへいTriple impact いつも心に太陽を」に主演、5月末上演予定Dステ16th×TSミュージカルファンデーション「GARANTIDO」に出演する。

 ▽舞台「真田十勇士」 2015年1月8~25日、赤坂ACTシアターで東京公演。脚本に「劇団☆新感線」座付き作家の中島かずき氏、演出に幅広いジャンルで活躍する宮田慶子氏を迎え、主演の真田幸村を上川隆也、敵対する徳川家康を里見浩太朗が演じる。柳下大、黒川芽以、そして賀来千香子らベテランから若手の豪華メンバー出演の大型時代劇。主題歌は中島みゆきが担当する。

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